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【米国株・FX】CPIを読み解く。そして今後の戦略


CPIの詳細について

まずはCPIの結果を見てみましょう。

総合  : 予想 5.2%        コア : 予想 5.6%
         先月 6.0%                 先月 5.5%
         結果 5.0%                 結果 5.6%

総合は予想以下かつ、先月よりも1%下落しています。
それに対しコアは予想通りですが、先月よりも僅かに上昇しています。
やはりコアは一筋縄ではいきませんね。


次にCPIの詳細を見ていきます。

参考資料 : 米労働省労働統計局(BLS)

https://www.bls.gov/news.release/cpi.nr0.htm


上の赤線から順に見ていきます。

まず今まで高止まりしていた食料品ですが、ようやく下がってくれました。Twitterでアメリカに行った方々のツイートを見ていても、ハンバーガーやステーキなど値段が高いことがよくわかります。このまま低下していくことが望ましいですが、今回は素直に評価できると思います。


2つ目のエネルギーですが1月では今までの低下傾向から反発しましたが、2、3月と順当に低下しています。エネルギーはウクライナ問題からの原油高もありましたが、現在約80ドルとピーク時から約35%下がっています。OPECプラスの報道もあり原油高になるか?と思われましたが、上昇も一時的に終わっています。エネルギー関連はこのまま低下傾向と見ていいでしょう。


最後の住宅ですが相変わらずの上昇です。基本的に不動産関連は株価が下がった後に下がると言われています。


他にもサービス価格が高止まりしてます。
粘着性インフレと言われる部分が、なかなか低下しないことがわかります。


今後の戦略

【FX】
前回私のnoteで記載しましたが、植田総裁の会見後から円売りが続いてます。
となればクロス円をロングしたいのですが、買う通貨をどこにするか?が重要になってきます。
消去法からオセアニアは90円付近の上値が重そうです。そしてそこまで強くないです。


となれば欧州通貨かドルとなります。
しかしドルは恐らく5月の利上げが最後となると、上昇余地は限られているかもしれません。

対してユーロはドルに比べ利上げのペースも遅かったことから、まだ利上げ余地があります。
そしてテクニカル的にも148円を狙える位置にあります。
よってユーロ円がいいと思われます。


【米国株】
米国株は方向感に乏しい状況が続いています。S&P500は4200〜3900ドルのレンジを想定しています。もう少し広めなら下は3800でしょうか。
テクニカル的にも3900さえ割れなければ、、、みたいな雰囲気はあります。
ですがレンジを想定するなら現在は高値圏です。積極的に買いたい水準ではないです。

また金融不安も峠は越えた雰囲気ですが、まだ油断はできません。大企業などはすぐニュースになりますが、中小企業はすぐには報道されません。水面下で現在も苦しい企業、銀行がまだあると思います。

もし仮にその金融不安も解決した。問題なし。と判断された場合、FRBはインフレ退治に今までよりもウェイトをかけられる事になります。
インフレが鈍化してるとは言え、2%のインフレ目標を考えるとまだまだ高いです。
しかもコアのインフレは高止まりしています。

今後決算なども控えており、ヘッドラインに振らされる状況が続くと思います。
ですが長期で見た場合、まだ利上げ途中。金融不安もまだ火種として残ってる。そして景気後退懸念も考慮していかなければならない。

様々なリスクがこの先にあることを考えると、積極的にポジションを取ることは難しいと考えます。

頭と尻尾はとらない。
相場ではこのことを意識しておけば、必然と気持ちが楽になり冷静な判断ができると思います。



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