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【理事長コラム『花に思う~フードアナリスト学は命の学問』】

梅雨入りして10日ほど経ちました。毎日じめじめとした天気が続きます。
それでも毎朝6時過ぎからウォーキングをするのが、新型コロナ災禍以来の日課になっていますが、紫陽花が街路を美しい花道に変えてくれています。

春先の燃える様なツツジはすでに色あせ始め、今は紫陽花が咲き誇っているわけですが、今朝は鳳仙花が一輪咲いているのを見つけました。ピンク色の可愛く清楚な花。夏の花ですがもう咲き始めています。

私がウォーキングに使う道は、上に首都高が走るいわゆる高架下。
ですので雨で濡れる事はありませんが、殺風景な道です。ただ、道の中央は植え込みになっているので1年を通じて雑草も含め沢山の花が私を迎えてくれます。

◆花を知ることで命を知る

花を見ることによって花を知る。花の花言葉や云われ、歴史、その花が短歌や小説に出てくることなどを知れば、季節の移ろいを感じたり、その花への愛着がますます深まります。

「命あるは難し、生きるは有難し」とは法華経の言葉。芽が出る、若葉が元気よく育つ、花が咲く、実がなるというのは命のなせる業です。花が咲く、というのは生命の中で一番輝いて美しい瞬間ですね。そういう瞬間に立ち会えるのは、本当に奇跡のような時間だと思います。

◆何のためにフードアナリスト学を学ぶのか

人間がモノを食べる、美味しいと感じる、というのも命がなせる業。
人間だけが知識を得る事によって、「自分をとりまく世界」をさらに広げ、
幸せになったり美味しくなったりする。そういう知識を身につけるのがフードアナリスト学です。つまり命の学問ですね。

わたしは花を見つけたらしばし立ち止まり、iPhoneで名前や花言葉などを調べたりします。命あるからできることですね。今日も、有難い命を丁寧に誠実に、そして一生懸命に生きていきたいと思います。

           (日本フードアナリスト協会 理事長:横井 裕之)


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