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外食マニュアル4

ビジネスでは日本撤退といまいちなダンキンドーナツですが、創業者が米国フランチャイズチェーン協会の会長をしていたこともあり、マニュアルは大変整備されています。マクドナルドのマニュアルは膨大で複雑で、個人企業では参考にできないのですが、ダンキンドーナツのマニュアルはまとまっており、個人企業で参考になります。今回はそのマニュアルの中にある、フランチャイズ契約書をご紹介しましょう。フランチャイズ契約書をマニュアルの一つに入れているのは大変珍しく参考になります。

16.フランチャイズ契約書

フランチャイズ契約
株式会社××××××××(以下甲という)と(以下乙という)は、XX年 月 日以下の通り契約を締結する。

前文

*××××ドーナツチェーン設定についての独占権と営業免許専有資料及び商標の使用権
・免許とニ次的に再認可できる権利と免許
 甲は丙から「丙の専有する資料及び商標」を使用する権利と免許並びに、その使用権なさらにニ次的に第三者に再認可できる権利と免許とを与えられている。
乙は、××××××××の名声を認めて、"××××××××××××"の商号の下に、フランチャイズ権を与えられた営業所を維持し、かつ丙の最高基準に適合する製品を製造することの必要性を認識して、前記日本政府の認可及びフランチャイズ契約によって、専用実施権者となった甲から、"××××××××××××××××"の商号によつて営業所を運営するフランチャイズ権を取得しようとするものである。
一方、甲は、乙が以下の諸条項を忠実に履行することを前提として、フランチャイズ権を乙に与えようとするものである。ここに甲と乙は、以下の通り契約を締結する。

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