【戸村のタレが子会社化】
宮崎県で相変わらず人気を博している「戸村のタレ」に関して大きなニュースが流れました。
リテールパートナーズ傘下の大分・宮崎でスーパーを展開するマルミヤストアの子会社になるというものです。
これにはびっくりでした。本業のスーパーの経営が厳しい、後継者問題などが原因だと思いますが。
これからのタレの展開はどうなるのでしょうか。逆にタレの製造が強みとして買収に及んだのかもしれません。
「戸村のタレ」はこのコラムで2015年に取り上げていました。
その後、判ったトリビアは
・戸村のタレの緑、金、赤のパッケージは意匠登録されている。
・フルーツをたっぷり使ったタレは、小さな回転釜でロット生産されている。
・「フードショップ戸村の焼肉のタレ」は別の会社で別の商品。ラベルは黄
色。
マルミヤストア、宮崎で食品スーパー運営の戸村精肉本店を子会社化
https://diamond-rm.net/management/79426/
2015年7月の記事
焼肉のたれといえば?と聞くと大方の人が「エバラ」と答えるかもしれませ
ん、強いシェアを持っています。
そのエバラがシェアNo1を取れないのが宮崎県。
ここには「戸村のタレ」があるからです。宮崎県でのシェア53.8%
http://www.tomura.com/
食肉店から始まり、現在はスーパーマーケットも展開しています。そのスーパーでもタレだけで、しっかりコーナーを作っています。
食肉店当時に、肉を売るために作ったタレが美味しくて、タレだけ売ってくれというところから拡大していったのだそうです。
醤油、味噌をベースに地産の果物をたっぷり入れたタレは、もともと醤油の甘い南九州ですが、さらに甘く、ちょっぴり辛く焼肉に絡んでいきます。
大量生産ではこの味が出ない、小さなロットでの生産にこだわっているそうです。
【プロフィール】
上田和久
kazz@studiowork.jp
スタジオワーク合同会社 代表
1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え
福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインス
トラクター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda
経歴と仕事分野
厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担
当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コン
サルタントとして独立。
主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品
を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管
理の取り組みを支援している。
具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営
まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現
場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防
止の仕組み作りの提案を行っている。
食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対
応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動し
ている。
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