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Vol.43 息子の見ている世界、私の見ている世界

最近つくづく思うこと、それは「息子の見ている世界と私の見ている世界は違う」ということです。

そんなことを思ったきっかけは、夏休みの宿題です。
私としては計画を立ててきっちりやってほしいのですが、息子はそれを全然やりません。結局9/1の朝まで引っ張り、「全然進まない!」と大騒ぎをしたあげく、終わったんだか終わってないんだかわからない状態で、バタバタと学校に出かけて行きました(新学期早々たぶん遅刻)。
そもそも息子は、学校の勉強は不得意だし興味もなし。そんな息子からしてみれば、読書感想文やら新聞作りなんてやる意味なし。やる時間がもったいないというところなのでしょうね。確かに不得意なことを真面目にやったところで、出来が良くて褒められるわけもなければ、成績が上がるわけでもない。そんなことより、大好きな電車にたくさん乗って、得意の電車の写真撮影をたくさんしていた方が楽しいし有意義。息子の思考回路(=息子の見ている世界)を想像して考えてみると、そんなものなんだろうな、その考えは否定しようがないなと思います。
ただ、この先中学、高校、大学と、まだまだ宿題との関係を断つことができない生活が待っているのも事実。私の思考回路(=私の見ている世界)から、いくら「計画を立ててやらないと」とか「きっちりやり終えるためには…」とかアドバイスをしたところても、今回同様、彼の心には響かないと思います。これはもう彼なりにドライ&エラーを繰り返し、よい宿題との向き合い方を自力で見つけていくしかないのでしょうね。私にできることは、「彼の宿題は必ず終わる」と信じて、ただ見守ることだけなのかな。

いくら親子といっても別人格。見ている世界が違うのは当然ですよね。そんなことは何年も前からわかっているつもりだったけれど、今回改めて強く感じました。彼の見ている世界の全てを理解することは難しいかもしれなくけれど、彼の世界を尊重していこう、全力で応援していこうと思いました。
これって… 私にとって子離れの一歩なのかもな。少し寂しい気持ちもあるけれど、大切なことですよね。


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