見出し画像

「pixiv今日のお題」挑戦記(3)

前回の記事

pixiv Sketch(ピクスケ)に「pixiv今日のお題」という日替わりのお絵描き課題があって、これを描き続けて本日(2024年4月1日)で275枚目になりました。ついに目標である365+α枚の3/4を超えました。

前回の記事はSketchドローの使い方の紹介でした。困った。もうネタがない。4回目(最終回)のネタは決めているので、なんとか今回を埋めないといけない。
…。
無理やり考え出した今回のお題は「お題フレームで遊ぶ」です。
実は別の内容で記事を書き始めていたんですがスッパリやめました。
Sketchドロー以外のツールで描かれている方はここでお別れです。この先にはあなたの役に立つ情報はありません。

お題フレームとは、そして構図

前回記事でも書いたのですが、お題フレームとは公式アカウントpixiv今日のお題-senseiが毎日0時に投稿する内容に添付されている画像です。

pixiv今日のお題フレーム画像

こんな感じの画像で、透過画像ではありません。フレーム内の白い部分は背景が透けているわけじゃなくて、本当に白で塗られています。
このフレームに直接絵を描くと、修正が困難になりますよ、というお話は前回しましたね。
お題フレームは上辺が100px、左右辺36px、下辺74pxの画像で、右上に名前欄、下部のフレーム内に日付欄と制作時間欄があります。
そして問題の309x86pxのお題欄がフレーム内の左上隅に配置されています。たぶんみんながキライなのはこのお題欄です。だって無茶苦茶邪魔だから。
フレーム内の描画可能範囲は約702x853px。これはお題欄、日付欄、制作時間欄を含めてのサイズです。
このような構成になっているため、描く絵に関しては右肩あがりの斜め構図か、直立させた場合でも右側を高くした構図になるのは必然と言えます。そう、お題欄が邪魔なんです。

背景デザインにいたるまで

私も最初は背景は描いてませんでした。それよりもスマホ指描きに慣れるのに必死で、背景を描く余裕なんて全くなかったからです。まあ描かなきゃいけないルールもないのでいいんですけどね。
でもお題絵描きを続けていくと、なんだか埋めないと気持ち悪いなあという気分になってきました。

絵とお題フレームを重ねる

物理サイズの小さいスマホに指描きしている関係上、小さい(細かい)絵を描くのがとても難しいです。どうしてもキャンバスいっぱいに描かざるをえません。人物の場合は3人くらいが限界で、4人以上になるとものすごくめんどうなことになります。大きく描いて縮小するとか、小細工をしないといけなくて、全体を見渡しながら描けないので、デッサンとかバランスとか狂いがちになります。
まあできる範囲で描くことにしているので、多少おかしな絵になるのはいいのです。
それよりも、キャンバスいっぱいに絵を描いて困るのは、お題フレームにかぶってしまうことです。なので最初に考えなくてはならなかったのは「どのように重ねるか?」ということでした。

お題フレームは非透過画像なので、上にあるレイヤーの絵に隠れて、下にあるレイヤーの絵は見えません。基本的にはお題フレームは一番下のレイヤーに配置します。
お題フレーム内に絵を収めるには、描いた絵をフレームサイズ以下に削るしかありません。なので、フレームが見えるように描いた絵を消しゴムで削っていくのが基本手法になります。
このとき意図的にフレームとかぶる絵と、収める絵に分けてやると遠近感を出すことができます。よくマンガなんかでコマ枠を飛び出すように描いて、勢いを出すことがありますが、あのような感じです。

フレームを見せるためにせっかく描いた絵を削るのはもったいない、と思うかもしれません。気持ちはよくわかります。プラモデルで初めてダメージ加工をするような気持ちですよね。
そういうときはフレームに重なる部分だけ半透明にしてしまうのはどうでしょうか。え?もう全部塗っちゃったよ?
ご安心ください。こういうときは、例えば塗りレイヤーを複製すればいいのです。複製したレイヤーは消しゴムでフレームが見えるように削ってしまいます。そのあと元の塗りレイヤーの透明度を上げてみると…。絵はそのままでフレームが透けてみるようになりましたね。

お題フレームの色を変えてみる

絵になじませるためにお題フレームの色を変えてみたいと思うかもしれません。これは背景と同化させるか、絵のイメージにあう色調にすることが目的です。
お題フレームの色を変更するには以下の2つの方法があります。

  • 色調補正

  • 塗りつぶし

タップ一発というわけにいかないので少しめんどうですが、意図通りの色にしたい場合は後者の「塗りつぶし」一択です。
お題フレームは嫌がらせのように、エッジ部分がスケッチペンシルなどで描いたかのようになっているので、塗りつぶしはあまり神経質にならないほうがいいです。すべてのピクセルを塗ろうとすると日が暮れます。
実はもともと水色でない部分も白で塗られているので、ここの色をどうするかも併せて考えておくといいでしょう。

「お題フレームの色を変える」のと近いんですが、フレーム内の白い部分だけを塗ってしまう、という方法もあります。これは消しゴムで削るより仕上がりがキレイに見えるのでお勧めです。私は最近この方法でベースの背景色で塗ってしまうことが多いです。足らない色はレイヤーを重ねて塗ってあげるといい感じになります。

今期のふりかえり

せっかく描いたお題絵を闇に葬るのはちょっともったいない、そういうわけで「しずかなインターネット」にまとめを作ってみました。
自分で言うのもなんですが、語りが大変うざいので、時間と興味のある方は読んでみてください。今回紹介したお題フレームを加工した例もあります。

また2000字越えか。あふれる文章を誰かとめてくれ。
恒例(?)になりましたが、最後に第3期91枚の中からお気に入りのお題絵3枚を紹介して締めくくりとしたいと思います。お題フレームの加工を含めて背景に満足がいっているものから選んでみました。

#196:イザベル・ビグロー(ニコール・キッドマン) (奥さまは魔女(2005))
#259:メモル、マリエル・ルグラン (とんがり帽子のメモル)
#267:リン・ミンメイ (超時空要塞マクロス)

読んでいただいてありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?