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干し柿

干し柿つくってます.
もう3週間ほど干してますかね.
皮を剥いて,湯に通して,紐に結んで,ベランダにかけて.

柿は,晴れの日も雨の日も,あたたかい日も寒い日も,24時間ずっと干されてます.
消毒するのに焼酎をかけると良い,と言われたので,それもしてます.
だんだん皺々になってきました.
触ると,まだ緩い,というか,柔らかい.
もう少し硬ならないかな,と見てます.
粉がふいたら食べごろ,とも聞いたので,それを待って収穫といきましょか.

さて,この干し柿,不思議な食べ物だなと思います.
何せ,干しているだけ,なんですよね(勿論こういったものは他にも沢山ある).
干しているだけで甘く甘く美味しいお菓子になる.

でも,もとは「渋柿」なんですよね.
そのままでは渋くて食べられない.
そこで,皮剥いて干しちゃおう,という.
不思議なことに,干しておくだけで美味しく甘い柿になる.

先日,もう一つ,不思議な柿に出会いました.
正しい名称は分かりませんが,「放ったらかし柿」と言われました.
それこそ,渋柿を放ったらかしておくだけらしいです.
干し柿の様に剥いたり,干したりといった手もかけない.
それでも,放ったらかしておいても十分甘くなる.

いや,それ当然ちゃいますか,とも言える.
しかし,面白い.

これ,「ひと」も同じちゃうかな,と思う.
小さい頃,渋かったり(変な例えだけど)して,「どしよもないな(嫌な言い方ですが)」と言われている子でも,放っておいてどうにかなることってあるんじゃないですかね.
勿論そうならないこともままあって,だからこそ色々問題も起こるんだろうけど.
でも,僕は,ひとって,大概のひとって,放っておいたらどうにかなると思うんですよ.
それを学校が「みんなこうだから」とか「規則やから」とか「兎に角ルールは守れよ」とかかんとか言うからややこしなったりするんちゃいますかね.

柿も自分で,自分の力で甘なれるんですよ.
ひとも,きっとそうだと思います.
自分の力で甘なって,美味しい美味しい言われて喜ばれる存在に,誰だってなれるんだと思います.信じてます.

雑談でした.

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