論理的な1000万円!!

仰々しいタイトル付けましたが、谷原章介さんのミリオネア最終問題の解き方がカッコよかったって話です。昔流行ってましたよねー。ぼくは当時もちろんこの番組が好きでしたが、今また好きになってます。

それでは1000万へのチャレンジです。

みの問題

童話「ピーターパン」原作で、ピーターパンの住む子どもの国「ネバーランド」では、大人になるとどうなる?

A.星になる
B.人間界に送られる
C.殺される
D.再び子どもになる

谷原さんはアニメ映画「ピーターパン」の内容は知っていました。
「映画とはまた違うんでしょうね…原作ですからね」

ご自分で解いてみたい方はここでストップ。ライフラインはないぞ。


答えへの辿り着き方

「ピーターパン・シンドローム(症候群)」という言葉を知っていた谷原さん。その意味は「大人になりたくないと願うこと」(正確には「成長する事を拒む男性」として定義されています)。その意味を選択肢と照らし合わせていきます。

A.星になる から大人になりたくない
「ってのは無いと思うんです」
確かに意味が通じない。お話の中ならあるかもしれませんが強引です。

B.人間界に送られる から大人になりたくない
「…」
創作としてはあるかもしれません。

C.殺される から大人になりたくない
「…」
ありそう。残酷だけど。

D.再び子どもになる 
から大人になりたくない
「だったら別に大人になってもいいですね」
ここが鋭い。たしかにそうやね。無限ループ。

「でもフック船長って大人じゃなかったかな…」

と悩む谷原さんとそれを見つめるみの

選択肢を消していく

「人間界に送られるのもない」

「ピーターパンは迎えに行きますからね、子どもたちを」

「送られるのない」と発言していたのですでにAの選択肢を消していたのでしょうか、谷原さんはBの選択肢を消しました。

ピーターパンは子どもたちをネバーランドに半ば強引に迎え入れます。大人になると送り返すとはなんと聖人な。

「グリム童話だと残酷な終わり方が多いですよね、結構」

「あんなにかわいらしい世界で、殺されちゃったら嫌ですよね」

「ネバーランドですからね、終わりがない…永遠の…」

童話が残酷だとするとCの殺される、でもネバーランドという言葉を考えると再び(Dの)子どもになる、そのどっちかですかね

ここで谷原さんはCとDに選択肢を絞りました。

じゃあどっち?

ここで谷原さんは残酷な物語が多いグリム童話であるという点を踏まえ、自分がもしその子どもだった場合を考えました。

A.自分が大人になったら 星になる
「って言われたら嬉しいなあ」
そうか?w

B.自分が大人になったら 人間界に送られる
「まあ普通だな」
まあ普通です。

C.自分が大人になったら 殺される
「嫌だなあ」
嫌です。

D.
自分が大人になったら 再び子どもになる
「終わりがない…ネバーランド」

「ネバー・ランド」という言葉は、20世紀初頭に「オーストラリアの未開の荒れ地」を指して使われた "the Never Never (Land)" という言葉に由来している可能性があります。

最後までネバーランドという言葉にひっかかっていました。2つの意味で。しかし、少し前の「(再び子どもになるだったら別に大人になってもいいですね」という発言。ピーターパン・シンドロームという言葉を考えると大人になりたくないという願望になる動機の筋としては弱い気がします。

谷原章介さん「まったくもって分かりません」
小池栄子さん「じゃあ直感だ!」
谷原章介さん「うん、だよね」…「ファイナルアンサー!」

この直後彼はCを選択し、みごと正解。1000万円を獲得しました。

推理力がすごい!!

「アニメ映画の内容」
「ピーターパン・シンドローム」
「ピーターパンは残酷な物語が多いグリム童話のひとつ」

これらを知っていた谷原さんはそこからみごと正解を導き出しました。すごいです。情報から少しずつ選択肢を消していって、最も濃い選択肢を選びました。グリム童話は残酷な物語が多いことを知ってることがすごいんだけどね!!

残酷さで言えば大人になると子どもに戻るもなかなか残酷な気がしますし、先述のネバーランドという言葉にもひっかかっていたので、最後までCとDで悩んでいた、という印象です。まあ子どもに戻ってたら人口過多になるか。

そこで「直感」を働かせたのかな、とも思いました。選択したあと会場がどよめいていましたので、Cだと思っていた人は少なかったと思います。

正直14問目が運ゲーだったけど…

その前の問題はほぼ運ゲーでした。ここ余談。

ボウリング、かつてはピンが10本ではなかった。何本?
A.6 B.9 C.12 D.15
谷原さんは50:50を使い、9本と12本で悩んだ末、9本で正解。

50:50が無かったら僕は6本か15本を選択してただろうなあ…(谷原さんも6本か15本で悩んでおり、選択肢が消えた際にほっとしていました)。

ピンはもともとダイヤ型に並んでおり、ギャンブルとして19世紀にアメリカで大流行。そこで政府が禁止令を敷くも、そこから1本増やして10本にしたゲームが流行りました。つまり国民のヘリクツで今のボウリングは誕生したんですね。82へぇぐらい。

残る選択肢は9本と12本でしたが、12本だと長方形になり、ダイヤにしてもいびつな形となってポケットを狙うなどの戦術が活きない気がします。9本だとダイヤの形が作れることに気が付けば正解できそう。できねーか。

今回のまとめ

1000万円ほしい。

フォンドでした。またね!

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