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あの空

夏の昼間と夜の間に見かける赤い空

生ぬるい風が、体全体を包み込み、

私の瞳に移る数舜の景色に私は目を奪われていた

太陽の日は空高くの雲を橙色に染め

そのほとんどを地平線に隠してなお

”夏の太陽”という存在を主張している。

熱せられた体を、駄菓子屋で買ったアイスで冷やすも

隠れた”夏の熱”はアイスをも、溶かしていく

アイスが完全に溶けきる合間、数舜の間の空は形を変え

ついには世界が夜の顔を出し始める

あの日見た短い夏の景色を
私は毎年思い出すだろう。

あなたの思い出す夏はどんなものか
今一度空を見てみてはどうだろうか



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