あの頃の夏

学校が終わり、家まで歩いて帰る午後三時過ぎ。

初夏の日差しが慣れない肌を徐々に色付けて行く

そんな中、おばあちゃん家へと帰る足は急ぎだんだんと小走りになっていく

夏ゼミはまだ小さく泣いている

息を切らした私に後ろから吹く風はまるで

「もうひとっ走り!」

と言ってるような気がする。

私は、そんな
何時か感じたなんとも懐かしい夏の日を思い出した。

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