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なりたい自分を作るということ

2023年11月になりたい自分を作ることに目覚めて、半年間考えて何となくたどり着いた結論。

幸せになるという目的を達成するための手段の1つとして、なりたい自分を作るというものがある。
そして、やりたいことが見つからないときはなりたい自分を考えると色々見えてくるということだ。


背景

なりたい自分を作りたいと思い立ち、「なりたい自分」で国立図書館で蔵書調べたら828冊あった。
あらすじとタイトルから「なりたい自分を作る」ことに直接関わりそうなのを10冊ピックアップ。

そのほとんどがなりたい自分の作り方ではなく、なりたい自分になる方法を書いていた。
思えば、これまで読んできた多くの自己啓発書もそうだった。
こうすればこんな成果が得られるよ、こうしたら成功できるよ、と。

でも、その手段って人によるし、そもそも成功の定義も異なる。
なんなら同じ人でも気分とか環境・時代で全然異なる。
「なりたい自分」は自分にしかないのだから、それになる方法も十人十色になるはず。究極のケースバイケースだ。

そう考えると、重要なのはなりたい自分になる方法じゃなくて、最初のなりたい自分を作る、定義するところでは、と思ったわけである。

概要

じゃあそのなりたい自分を作るとは具体的にはどういうことか。
一番わかり易いのは憧れの人がいるパターンだ。
過去の偉人でも最近の経営者でもなんでも良いが、こうなりたいという人物像があれば真似すれば良い。
注意点としては、その人にはなりきれないということと、その人の中にも「こうなりたい」という部分と「こうなりたいわけではない」という部分に分かれる可能性があることだ。

ちなみに自分にはまだそういった人がいない。
なので、ありとあらゆる人における自分にとって良いと思うところを取り入れれば良いのではと思っている。

普段生きている中で、こんな自分ならいいなっていうのを考える。例えば仕事より友達を大事にしたい、みたいな優先順位だったり。
こんな仕事をしてこれくらいの時間働いてこれくらいのお金がほしい、みたいな。

あくまで等身大というか、他の要素によることは定義しない。

宝くじ当てて億万長者になる、地位・名声を手に入れるみたいなことはまた違う。自分がコントロールできる範囲で考えるのが重要。

ただ、どうせ無理だからとかは考えない。

今の自分にとって変えられるものと変えられないものを見極めて前者だけで創り上げるイメージ。

そういうのを考えていけば、自分が思うなりたい自分像を作ることができる。その後はそれにどうやったらなれるかの手段を考えていけば良い。

最初に定義したなりたい自分が固まってて、それがぶれていないのであればなり方なんて勝手に分かるはず。本気でそうなりたいと思っているのであれば。

これまでの人類が残してきた膨大な本の力があれば時間はかかるかもしれないけれどできないことではないはず。

なりたい自分を作ることによるメリット

  • 行動に迷いがなくなる

  • 自己実現による幸せな状態に達成できる

  • 時間の使い方が見えてくる

  • お金の使い方が見えてくる

  • 心の何処かで考えているやりたいことや仕事が見つかる

なりたい自分を作るだけで上記のメリットが得られる。
なぜなら、何を大事にしているかという価値観の棚卸しが自動的に完了して、自分自身のことをよく分かるためだ。

作るうえでのヒント

何となくの手順はわかっても、どういう切り口で攻めればいいかが分からなかった。
人生をMECEで捉えるのってそれこそ人の価値観によってしまうためだ。
ただ、何となくこういう傾向はあるのではっていうのはわかったから書き記す。

個人的と社会的

ミクロとマクロ、主観的と客観的とも言い換えられるかも。
なりたい自分にも「単体としての自分」と「社会的な文脈としての自分」がある。なぜなら人間は社会的な生き物だからだ。

社会的な自分について

下記の切り口がある。

  • 交友

  • 仕事

これらはいずれも嫌われる勇気ででてきたもの。
基本的に社会に関わる際のなりたい自分はこれらの中で割り振りできる気がする。

個人的な自分について

  • 趣味

基本的に趣味だけは、目的の無い行動も含まれる。目的を深堀りしていくと楽しむため、自らが心地よくなるためっていうのがある。

  • 健康

身体が資本だからこれも含まれる。

  • その他

その他がミソで、ここは何でも入る、入れてしまう。それこそ人によるところが大きくでてくる。一例は下記の通り。

  • お金

  • 学習

  • 社会貢献

最後については社会的な自分の仕事に割り振られるかもしれない。

その他のヒント

  • モットー

個人的な自分に包含されるかもしれない側面はあるが、種類によってはなりたい自分とは若干ベクトルが異なる可能性はある。

  • こういう生活を送りたい、ならなりたい自分

  • これを成し遂げたい、ならやりたいこと

    • 成し遂げた先にどうなりたいかがなりたい自分

就活の時の自己分析とかなり似ている

友人からの指摘を受けて気付いた点。
なりたい自分を作ることは就活の時の自己分析とかなり似ているということだ。

似ている点

  • 自分の価値観や強み・弱みを知る

  • 軸を持つ

  • キャリアを考える

逆に似ていない点

  • 前者は仕事面だけじゃなくて人生全体を対象としている

  • 前者は未来の計画をあまりたてない

未来の計画を立てるのはなりたい自分になるためにどうするかという次のステップだと考えているから。

また、未来の自分は経験の積み重ねで価値観が変わってなりたい自分自体も変わる可能性があるから。

なりたい自分を作る上で、考えたいのはライフプランじゃない。
何歳になったらとか、何年後にはとかが考えにくい。
それを考えて今を大事にしないのは、"今の自分がなりたい自分"ではない気がする。

とはいえ、未来を考えてなさすぎて後悔するのもなりたい自分ではない気がする。
未来の自分は今の自分と別人なので、とにかく今の自分がなりたいと思う自分にフォーカスすることがぶれない基準。

自己分析も同様だが、こういう自己洞察ってもっと高頻度でやったほうが自己理解が進んで人生の満足度が桁違いに跳ね上がる気がする。

作るうえでの留意点

一点忘れてはいけないことは手段はあくまで目的を叶えるためのもの、ということ。
ここを間違ってしまうと時間やお金などを、本当に使いたかったことに使えない可能性がある。
なぜなら、目的を達成しないための手段は自分が本当にやりたかったことではないからだ。

もちろん結果的に良かったということはある。
むしろ、それがあったおかげでこんな価値感になれた、みたいなこともある。それはそれでハッピーだ。

いろんなことをしたい、と思ったときにその動機をなぜ?どうして?なんのために?と深堀りしていくと、必ず幸せになることにいきつく。
なのでどの方向に転ぶにしても目的を考えることだけは忘れないようにしておくことが重要。

最終的な目標は「自分が幸せになること」

どんな環境であっても本来は自分の幸せを最優先で今を生きるべき。
今やっている仕事、学んでいる分野、愛している人、すべての行動は自分が幸せになるためのことになる。

ただ、これも私の価値観だ。
「私は推しの幸せが最終的な目標だ!」
「自分は自分の子どもが幸せでありさえすれば良い!」という人もいるはず。

人それぞれだし正解もないから各々が各々の最終的な目標に向かって進めば良い。

1つ言えるのは、そのための手段としてなりたい自分を作ることは非常に効果的だということ。
なぜなら、何が幸せと感じるか、どのような状態であれば幸せと感じるかを明文化できるからだ。

次にやること

メンターを見つける

色んな人の色んなところを少しずつ参考にして自分だけのなりたい自分を創り上げる。良いキメラを創る。

それが今の自分にとって一番参考にできることだと思う。
ただ、そうなると参考にするものの軸が難しい。

できれば点ではなく線、面単位で尊敬できる人を見つけて、それらのポートフォリオを作る方が管理しやすいと思った。
なのでそういうメンター的な人を何人か探す。

そのためにするtodoは下記の通り。

  • 伝記を読む

  • 映画を見る

  • 本を読む

上記でインプットしてアウトプットすることで自分にとって何を参考にしたいかどうかが見えてきそう。

マンダラチャートを見直す

上記を通じて、今の自分が考えたなりたい自分を構成する8つの切り口は下記の通り。

  • 学習

  • 睡眠

  • 食事

  • お金

  • 社会貢献

  • 趣味

  • 交友

例えば睡眠と食事はそこまで項目がないから「健康」としてもいい。
逆に読書してる中でインプットとアウトプットの話が出てきたからそれを組み込んでもいい。学習と置き換わるかも。

究極の幸せを考える

なりたい自分を作ることは幸せになるための手段の1つだ。
では自分の究極の幸せは何で構成されるか。
今の自分が考える8つの切り口は下記の通り。

  • なりたい自分

  • My Brand

  • 見られたい自分

  • 理想の暮らし

  • 自己理解

  • 終活

  • 未来の計画

これらのマンダラチャートも作成して深堀りしていきたい。

参考

ちなみに、冒頭でピックアップした10冊の内、大体やりたいことと思想が一緒だったのが1冊だけあった。

中学生向けで漫画になっており読みやすい。なのに内容は劇薬。
もっと早い時期に読んでいたら人生全然違う方向に進んでいただろうな〜という傑作だった。
こういう本を作ってみたい。

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