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歴史・文化が好きで民族衣装沼に棲むしがない勤め人。知識収拾したものを実生活や仕事に活か…

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歴史・文化が好きで民族衣装沼に棲むしがない勤め人。知識収拾したものを実生活や仕事に活かせていないのでノートで成仏。あつ森垢のTwitterにいます。

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チベット仏教の仮面舞踏“チャム”

チベット仏教の仮面舞踏“チャム”とは チベット仏教の寺院では、祭礼の際に仮面舞踏“チャム”が行なわれます。あつ森のマイデザインで、チャム(Cham)の衣装を簡易再現したので、少しだけ掘り下げて説明したいと思います。 チャムの起源 チャムは、チベット仏教の開祖パドマサンバヴァ(蓮華生)が 8世紀にインドからもたらし、チベット最初の寺院サムイェ(桑耶寺)の定礎式で演じたものが起源であるとされています。チベット土着のボン教と外来のインド仏教(密教)の 影響が混じっています。

    • 纏うことは祈ること―世界の民族衣装―

      はじめに― 人間として生きていく上で必要な「衣・食・住」。多種多様な気候があるこの地球では、その地域に特有の“住まい・食事・服”があります。 “服を着る”ということ 特に“服”は、皮膚の保護、防寒や日差しを遮るといった“機能”に加えて、着ている人々の安寧や、繁栄の願い・祈りが込められます。 歴史や文化の観点などから世界各地の民族衣装を見つめていくと、人々の叡智の結晶と、その時代の人々の温かい心が感じられて、すごくホッコリします。 しかし、歴史を追っていく上では、戦争や植民

    チベット仏教の仮面舞踏“チャム”