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デザインを通じて、「新しい価値」を「フレンドリー」に届ける 〜FOLIO DESIGNER’S INTERVIEW

金融業界のイメージって?

司会:
FOLIOで働く人々にフォーカスをあて、様々な職種の人から仕事の魅力についてお聞きしているこの企画、今回はデザイナーとして働いている松岡さんと、塚田さんにお話を聞きました。

松岡、塚田:
よろしくおねがいします。

司会:
最初にお聞きしたいのですが、FOLIOはフィンテック、つまり金融業界の会社なのですが、この業界に入る前の印象というのはいかがでしたか?

塚田:
入社前の金融業界のイメージは、いわゆる「レガシーな業界」という印象を抱いていました。

自分は以前、エンタメ系アプリやヘルスケアサービスなど、まずは無料で始められたり、ユーザー誰もが気軽に体験しやすいサービスに関わっていたので、金融業界はそれと比較すると構造やインターフェースがお堅い印象はありました。

松岡:
私の場合、この業界に入るまでは投資とか金融とか証券会社には全く興味がなくて、「無」という感じでした。

司会:
「無」ですか?(笑)

松岡:
はい、興味の対象ですらなかった、ということです(笑)。

塚田:
私もその感覚に近くて、そもそも自分の生活の中に、資産を運用するとか、お金を投資するという感覚がありませんでした。お金は消費に使うもので、投資とか運用というのはよくわからない世界でしたね。

お金はあればあるだけ体験に使いたいタイプなので、海外旅行に行ったり、欲しい物を買ったり……お金はそういうことのために使うものだと思っていましたから。

司会:
なるほど。お金というのは生きていく上では必要不可欠な存在ですよね。つまり水や電気のようなある種の「社会のインフラ」のような機能を持っています。

そういうモノを扱っているサービスは、この世の中に絶対必要だし、そういう意味において、この業界に興味が湧きませんでしたか?

松岡:
そういうインフラという面でも興味は持たなかったですね。インフラって、あまり「面白そう」というイメージがなくて、「あって当たり前」すぎてそれに関して想像したり考えたりすることはありませんでした。

塚田:
私の場合は結婚式がきっかけで、お金とか投資に対しての考え方が変わりました。

結婚式をするにあたって、式で使うものを海外に発注したり見積もりを取ったりしたのですが、普段あまり関わらない業者さんや異業種の会社に発注をかけることって面白いなと思ったんです。

昔デザイン事務所にいた時に、見積もりを書いたり数字に関する業務をやったことがあったのですが、できれば数字に神経を使う仕事はやりたくないなと思っていました(笑)。

でもこの結婚式の体験を通じて、お金のことを考えて、サービスやモノを受け取ることの面白さに気づいたんです。

金融サービスに「フレンドリーさ」を

司会:
お二人は本当に金融とか証券業界からは縁遠い世界にいた、ということですね。そんなお二人がこの業界、そしてFOLIOに興味を持ち入ろうと決めたきっかけはありますか?

松岡:
私はFOLIOのコーポレートブランディングがフレンドリーだったという点が、一番興味を持ったきっかけですね。

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それまで本当に金融業界は無関心で、むしろ無関心を通り越して苦手意識すらあったのですが(笑)、FOLIOのデザインに対して「いいな」という気持ちが芽生えて、そのデザインに対する興味が金融というハードルを超えさせてくれて、どんどんこの会社に対する興味が湧いたんです。

塚田:
私も松岡さんと同じで、この業界に入る前は金融の世界は自分には縁遠いと思っていました。

他にもエンタメ業界など私に向いてそうで興味のある分野が沢山ありましたし、金融業界は絶対私の適性ではないと思っていたんです。

でもFOLIOの面談を受けてみようかなと思ったのは、noteの記事を見て、カジュアルでフレンドリーな会社だなという印象を持ったからです。

オファーの時もそうですが、面白い人達が集まって「金融の世界を変えていこう!」という働き方をしているなと感じて、金融という業種にとらわれず、新たな価値観を提供しようとしている会社として興味を持ちはじめました。

司会:
しかし興味もなく、むしろ苦手意識を抱いていたこの業界でよく働く決断をしましたね(笑)。

塚田:
知る前までは本当に興味なかったんですけどね。カジュアル面談で話を聞いた時に、「FOLIOのサービスって、私ターゲットユーザーかもしれない」と思ったのがさらに興味を抱いたきっかけです。

今まで投資とか資産運用に興味を持っていなかった私ですが、こういう人に興味を持ってもらい、将来のためにお金を運用することの大切さを知ってもらう、というFOLIOのサービスの目的に手助けができるのではないかなと感じました。

今まで金融業界でなかった私だからこそ、日々生活してお金を使っている一人のユーザー目線での体験が活かせるのでは、という肌感覚を持ちました。

資産運用をもっと多くの人に知ってもらいたい

司会: 
松岡さんは、今まで自分が経験したことのない、金融という業種で働いてみてどうですか?

松岡:
そうですね。仕事って色々な「やりがい」がありますよね。中でも「自分の仕事が誰かの役に立つ」という点でもやりがいを感じますよね。

そういう意味においては、私がデザインでかかわっている「LINEスマート投資」の「ワンコイン投資」というサービスで、私のこの投資未経験という部分が役立っています。

このサービスは投資未経験者や投資初心者向けなのですが、自分が同じ境遇だからこそ、お金や投資に苦手意識を持っている人や、投資や資産運用を勉強するのが嫌いな人でも始められるようなUI(ユーザー・インターフェース)を作れているんだと思っています。

ワンコイン投資のような、初心者でも簡単に始められる投資のサービスがあることで、投資や資産運用が苦手な人の人生や生活をより良くできる可能性があると思っていますし、そういう方々のお金に対するリテラシーを高めたり、資産運用に向き合うきっかけになると考えていて、社会的意義も感じて仕事ができています。

司会:
塚田さんは、FOLIOでの仕事にやりがいとか面白さを感じていますか?

塚田:
FOLIOのいいところは、一人が自分のやりたいジャストアイデアを喋って終わるだけでなくて、スタッフ各人が常にどうやったらサービスが良くなるか?もっと何かできないか?と考えて同じ熱量で議論しているので、そこにいい具合で参加できる部分ですね。

昔誰かが言ってたアイデアが参考になったり、私がどこかで提案したアイデアを誰かが覚えていてくれて、それが時期を経てマージされて形になったりします。

2020年6月の今はリモートワークが中心になっているのですが、そういう環境になって逆に議論が活発になっている気がします。

司会:
オンライン中心になってもモチベーションが高いんですか?

塚田:
この会社のカルチャーなのかもしれませんが、オンライン上でも活発なコミュニケーションがありますね。

雑談を大事にしている人も多いですし、今後のビジネスにおける展開をMiro(オンライン上でできるホワイトボードのツール)を使って構想したり。色々な人が自分たちのアイデアを交換しやすい環境というのは、とても働きやすいと感じています。

司会:
FOLIOでデザイナーとして入ると、こういう部分が楽しい、働きがいがある、というポイントはありますか?

松岡:
裁量の範囲が大きいので、自分でやろうと思えばどんなことでもできる
ことですかね。デザイン工程がしっかり分かれているわけではないので、自分がやりたいと思ったタイミングで意見を言えますし、参加できるので。

やりたいという気持ちさえあれば、どこからでも関われる裁量の大きい部分が、すごく仕事のやりがいを感じます。

私はワンコイン投資というサービス担当で、塚田さんはROBO PROというサービスを担当しているのですが、それぞれのサービスでデザイナーだけでなくて色々な職種を超えて意見を出し合えたりできる環境がいいと思います。

塚田:
私もそこは同じで、会社がリリースしている色々なサービスを横断的に改善案を出したりできる点はFOLIOでも仕事のメリットですね。

こうやったらもっとサービスが良くなるのではないか、こうしたら楽しくなるし面白くなるのでは?というアイディエーションを色々な場で出しあえて、時には雑談で出た話が本当に採用されるみたいなこともあります。

自分の熱意とか「好き」という気持ちが形になる体験を経験しやすい職場だと感じています。

リモートワークでも熱量の高い職場

司会:
次は働き方について聞かせてください。FOLIOは元々リモートワークを積極的に取り入れていて、新型コロナウイルスの影響でリモートワーク制度が一気に加速し、現在は多くのスタッフがリモートワークで仕事しています。またデザイナーやエンジニアなど幅広い職種で裁量労働時間制を取り入れています。そういう部分は仕事にどういう風に影響を与えていますか?

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(このインタビューもオンラインで実施。オーディエンスも交えて和気あいあいな雰囲気で行われました)

松岡:
裁量労働制とリモートワークは最強ですね。本当にありがたいと思っています。午前休、午後休みたいに休みを取る必要もありませんし、買い物を1時間だけと抜けたりもできますし、みな色々な家庭環境に置かれていますので、フレキシブルに対応できるのでみんな満足してるんではないかと思っています。

塚田:
緊急事態宣言が発令される前から、リモート推奨でオンライン上でメンバーそれぞれができることに応じてイニシアチブを持って進められている所感なので、リモートワークで困ったことはないですね。一つあるとすれば、飲み会がなくなって寂しいぐらいかな(笑)。

司会:
リモートワークがメインになって、よかったと思う点があれば教えてください。

塚田:
色々ありますが、Slack上で色々な人が活発に発言している点ですかね。Slackは後々まで残りますから、そんな場で熱く語り合うとか、思いを伝えるのってなかなか躊躇することですよね(注:FOLIOのSlackは編集できない設定になっています)。

飲み会で語るような熱い話もSlack上では文字として残ってしまうので、その場の勢いであまり発言してはいけない、という気持ちもあるじゃないですか。

でもFOLIOのいい部分の一つは、Slackのtimes(自分の観点で、今やってることや困ってること、また業務外の話をつぶやくチャンネル)で結構エモーショナルなことをつぶやいてる人が多い点で、結構そういう文化は好きです。

どうしようもないことや、何かの不満事からうまく転じていい解決策が生まれることもありますし、現場のリアルがわかるからです。メンバー各自が他の人と共鳴したい部分をそれぞれ持っていて、それが言いやすい環境というのはとても働きやすいなと感じています。

司会:
私もこの働き方はとても素晴らしいと思う反面、サボろうと思えばサボって他のこともできちゃいますよね(笑)。だから信頼関係が大切だと思うのですが、リモートワークする上で気をつけていることはありますか?

松岡:
私は結構シンプルなんですが、業務中はSlackでのレスポンスをできるだけ早くするように心がけていますね。

塚田:
私は、あちこちのチャンネルを見て、自分が関わりのない話も知っておくようにしますね。同じ会社で働いている仲間なので、自分は関係ない、というものを極力作らないように意識しています。

ユーザーファーストだからこその厳しさ

司会:
確かに、FOLIOは、裁量労働制でリモートワークなんだけど、みな目的意識と使命感を持って働いている人が多いですよね。そうでないとこの働き方はワークしないかもしれませんね。

なんだかいい話ばかりを聞いているようですが(笑)、次は仕事をする上で苦労している点などを教えてください。

塚田:
そうですね、この金融という業界は色々とルールが厳しくて、コンプライアンスチェックがとても細かいので、そこをクリアーさせるのにいつも苦労していますね。でもコンプライアンスのチェックが厳しい分、逆にそれが良いことでもあるんですよね

最近スマホのアプリでも、課金プランの案内や説明がユーザーにとってわかりづらくなっているものもあったりするのですが、この金融の業界はお客様に対して誠実であることやフェアーな部分をすごく厳しく見ているので、制約のある中でどこまでフレンドリーに表現できるだろうとか、わかりやすい説明ができるだろう、というのを考えるようになりましたね。

人によっては不明瞭だったり不快だったり不安になるような体験をしてしまう部分について厳しく見られているというのは、厳しい制約がメリットになっているかもしれませんね。

松岡:
私もコンプライアンス部分は大変なことが多いなと感じています。他の業種と比べるとルールが厳しい点が多く、NGが出て直すことも多いので、簡単ではない部分も多々あります。

でも塚田さんも言ってますが、そういう厳しい目があるからユーザーにきちんとしたクオリティのものを提供できるし、ユーザーも安心してFOLIOのサービスを使えるので、大変ではありますが、ユーザーに取ってはいいことだと思っています。

デザインの力で投資のハードルを下げる

司会:
私達の仕事はユーザーの皆様からお金を預かって、それを運用するサービスを提供しているわけで、コンプライアンスは厳しいのは当然といえば当然ですが、デザインの部分でもそこを大切にしながら作業をしているということですね。

今までどういうデザインを作ってこられて、どんなこだわりを持っているのか、そのあたりをお話していただけませんか?

松岡:
実はデザインチームには、過去に作ってきた色々なデザインのポートフォリオがあるんですよ。これなんですけどね。 

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(ポートフォリオから一部抜粋)

松岡:
これ、今までFOLIOのデザイン部が手掛けた、色々なサービスのデザインがまとまっているものなんですよ。私は今まで、デザイナーとしてこういうものを部署で作ったことがなかったのですが、塚田さんあります?

塚田:
コーポレートサイトなどで綺麗にまとまってある会社はあったりしますよね。デザイン事務所とか制作会社だとあるかな。

でも意外とIT系の会社でこういうのを作って見せているところは少ないと思います。流動性が高いからかもしれませんが。こういう「ラボっぽさ」をみなさんにお見せするのはいいですよね。

松岡:
金融機関なんだけど、ちゃんとユーザーのこと考えてUIとかUX(ユーザー・エクスペリエンス)にこだわっていることがわかりますからね。

塚田:
FOLIOのスタッフの特徴の一つとして、サービスを世の中に出すということに対して、ユーザーへの影響度を考えながらプロダクトを作っている点があります。

サービスの設計に関しても、ちょっとした機能の違いでユーザーにとって体験が変わることがよくあって、そういう時にデザインチームに相談してくれることがよくあるんですよね。だからデザインやサービスに対する意識が高い人が多いのかなと思っています。

松岡:
ユーザーにとって、プロダクトとの最初の接点がデザインになるので、見た目というのがとても大切なんです。特に金融商品はわかりにくかったり、難しそうな雰囲気がありますから。

ですから、そのサービスに興味を持っていただけるかは、最初のきっかけが大切で、デザインというのはユーザーとプロダクトの架け橋になっていると思っています。

司会:
金融や証券業という世界は、いままでUXやUIのような言葉とはかけ離れた存在でしたから、だから逆に今デザインの力でこの業界を変えることができるかもしれませんね。

塚田:
そうですね。それこそ同じ事実を伝えるにしても、デザインによってアプローチが柔らかくなったり、優しくなったり、その人の目線に合わせていくことができると思っています。

松岡:
金融の世界は、デザインのことをあまり考えてないプロダクトが多いですから、そこはチャンスだと思っています。UIやUXを整えるだけですごく印象が変わるし効果も違うと思うので、そこはやりがいを感じていますね。

司会:
そろそろ時間なので最後にお聞きしたいことがあります。FOLIOのデザイナーだから体験できること、FOLIOにいると経験出来ている特別なことがあれば教えてください。

松岡:
私は、先程もお伝えしたのですが、投資とか資産運用というのは、これからの日本において、社会的に立場が弱い人の生活をより良くできるポテンシャルを持っていると思います。でもレガシーのサービスは難しそうだったり、よくわからなかったりしますよね。

FOLIOのサービスは、そこを変えてどんな人にも資産運用や投資をやって欲しいと考えてサービスを届けていますので、デザインという面でそのお手伝いができるのは、とてもいい経験だと思います。

塚田:
私の場合、FOLIOという会社のキーワードは「フレンドリー」だと思っています。それはサービスのUIやUXの面でユーザーにフレンドリーという意味もありますが、ユーザーの視点に立ってどんな需要があるのか、どういうものに世間の人は興味を持っているのか?そこを追求してプロダクトを磨いている人が多いので、そこは強みだと思っています。

ユーザー目線を大切にして、色々な視点で改良を重ねたりしようとする姿勢のスタッフが多い中で働くのは面白いです。

司会:
なるほど、貴重なお話を色々と聞けてよかったです。本日はありがとうございました。

FOLIOでは、各職種の採用募集を行っています。ご興味のある方はカジュアル面談からでももちろん構いませんので、ご連絡をお待ちしております。

本資料は株式会社FOLIOにおける業務内容のご案内を目的として作成されたものであり、個別の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。画像・データ等はサンプルです。
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株式会社FOLIO 金融商品取引業者関東財務局長(金商)第2983号
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