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その画像大丈夫?

こんにちは。マーケティング担当のスミタです。

ワイドショーで取り上げられたのでご存知の方も多いと思いますが
JR品川駅のデジタル広告に「今の仕事は楽しみですか」という文章が出現し炎上しました。

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品川のコンコースは女性の私が1分ほどで通り抜けることができるので距離にすると約100m弱。その両側に合計22枚の縦型サイネージが設置され、約15秒ほどのCMが10枠ほどループになって流れます。

問題の広告の文章は15秒の広告の中でたったの1秒。150秒1ループの中の1秒の表示です。品川駅を歩いた人でこの文言に気づいた人のほうが少なかったのではないでしょうか?

「今日の仕事は楽しみですか」
社会人にとって仕事は楽しいことに越したことはないありませんし、
何気ない会話の中では何の問題もないと思います。

しかしネットの反応は「仕事が楽しい人ばかりじゃない」「月曜にこれを言われると気が滅入る」また専門家のコメントとして「現在は価値観が、令和と昭和の狭間で揺れている。一方的なメッセージだったのではないか」などが報道されていました。


ただどれも後付けのような気がします。
「この広告が炎上しているのですがどう思いますか?」という
問いに答えてだされたコメントのような。


私はTwitter運用担当者としてたったひとつの視点をあげたいと思います。
それは「Twitterで見た時、その画像大丈夫?」です。

実は炎上はTwitterから始まりました。

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(アルファドライブ麻生要一社長のTwitterより:現在は削除済み)


ポジティブなメッセージでもそれを連続で訴求されるとどうでしょう?

例えば

親孝行しよう。
親孝行しよう。
親孝行しよう。

「洗脳しているのかな?」と押しつけのように感じることはないでしょうか?そして防衛機能が働き「そんなこと人に言われるでもない」とか
「親孝行できない人もいるのに配慮がない」という意見が出ると思います。

オーソン・ウェルズのディストピアを連想する方もいるでしょう。

あの文章がTwitterで画像(静止画)で出たことで
否定的な反応が拡散していったのではないでしょうか?

投稿の内容に問題がなくても、Twitterで静止画で切り取った時どう見えるか。考えさせられる事案でした。気を付けます。



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