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まん延防止延長?

2月26日の産経新聞のオンラインニュースで「政府は26日、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大を受け、来月6日を期限として蔓延防止等重点措置を適用している31都道府県のうち、首都圏、中京圏、関西圏の10都府県の期限を延長する方向で調整に入った。新規感染者数の増加率は鈍化しているが、病床使用率が高止まりしているため。」という報道がありました。

私自身は、これまでも意見を申し上げているように、まん延防止等重点化措置の延長に反対しています。しかし、様々な政策オプションから、価値判断をもとに意思決定をするのは政府の役割です。他の政策オプションの方がよいかどうかは、専門家だけで決めるべきではないので、国民とその代表である政治家がしっかり議論していただきたいと思います。

「第6波の出口に向かって徐々に歩みを開始する」という岸田総理の発言が、まん防止延長と同時にワクチン検査パッケージ再開という行動制限緩和という可能性を示唆しているのかもしれません。しかし、オミクロン株に対するワクチンの効果が主に重症化予防であれば、国民全員に対してワクチン検査パッケージを適用するのではなく、重症化リスクが高い高齢者にのみワクチン検査パッケージを適用するというのが現実的だと思います。もともと重症化リスクが低い人への行動制限を残す意味はあまりないのではないでしょうか。

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