心臓が止まった①

人生で初めて死にかけた。
その事を忘れないために、noteに書き残すことを決意しました。
3/23から4/8まで入院していました。
入院理由は、新型コロナウイルスが重症化し、劇症型心筋炎、ウイルス性肺炎を引き起こしたことが原因。

お医者さんや看護師さんから新型コロナウイルスに罹患した患者さんがその後どうなったかの話を聞いた。

新型コロナウイルスは恐ろしいウイルスと実感した。
その前は、周りで新型コロナウイルスに罹患した友達や知り合いに症状を聞くと、軽症だったと言う。
風邪と変わらない症状と言う。
新型コロナウイルスで重症化するなんてテレビのニュースで見るだけだった。
まさか、自分が新型コロナウイルスが原因で重症化し、死ぬ直前までいく、なんて夢にも思わなかった。


3/17(金)
会社に出社。いつも通り仕事をしていた。
ある1人の上司が、喉の痛みや発熱があるため午後早退した。

3/18(土)
金曜日に早退した上司からLINEで連絡が来た。
新型コロナウイルス陽性だと診断されたと。
フォールアウトガールは、濃厚接触者に該当しないから月曜日出社しても大丈夫!と伝えられた。
金曜日に接触してるし、濃厚接触者扱いにならないのはなぜ?と疑問に思った。
この上司が嫌だったのは、マスクをしない人だった。
せめて体調悪い時は、マスクしろよとこの時に思った。

3/19(日)
この日は以前から予約していた4回目の新型コロナウイルスワクチン接種だった。
接種会場に行くと、接触者よりもスタッフの方が多いのは驚いた。

3/20(月)
前日に接種したワクチンの副反応で発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛みが現れる。バファリンを飲み、会社に出社。
別の上司が、新型コロナウイルス陽性と診断され、自宅療養と所長から伝えられた。
自分の仕事もしながら、上司2人分も仕事もやることになった。めちゃくちゃ仕事が忙しくなった。

3/21(火・祝日)
この日は祝日だったので、会社は休み。
倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛みが残っていた。
知り合いの定食屋に行き、トンカツを食べた。
身体がだるいので、家でゆっくりしていた。

3/22(水)
目が覚めると、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み
だけではなく、喉の痛みも増えていた。
家にあるPCR検査キットで検査するも、新型コロナウイルス陰性と出た。家にあった薬を飲み、出社。
身体はしんどいながら、上司が2人休んでいるので、遅くまで残業しながら仕事を終えた。
帰宅後、すぐ就寝。

3/23(木)
起床すると、発熱・喉の痛みは消えたが、身体が鉛のように重かった。仕事を休むわけにはいかなかったので、出社。
しかし、しんどいために全く集中出来ない。
仕事は大量にあるのに、しんどくて仕事が出来ない。
あまりのしんどさに、午後3時半に早退した。
いつも行く内科に行き、診察してもらった。結果は、何もない異常がないと診断された。
先生からは、もしかしたら脳に問題があるかもしれないから、脳の診察してもらうように紹介状を書いてくれた。

診察後、帰宅。
所長から『大丈夫か?』とLINEが来た。
『大丈夫です。何もなければ明日出社します。』と返答した。

21時半ごろに布団に入る。
全く寝れない。なんか息苦しいし、動悸を感じる。
喉が渇いたので、お茶を飲んだ。
しかし、喉が潤わない。何回飲んでも。

だんだん息苦しさや動悸が激しくなる。
これはヤバいと思い、スマホで『息苦しい、動悸、喉が渇く』と調べる。
この症状から推測すると、心不全の可能性があるとわかった。
でも、心不全ではなかったらどうしよう?
救急車を呼んでいいのか?と疑問に思う。
朝まで待ち、すぐ病院行った方がいいのでは?と思った。
そんな事を考えていたが、息苦しさや動悸がもっと激しくなる。
勇気を振り絞り、トイレの便座に座りながら、119番に電話。

オペレーターから『どういった症状や住所はどこですか?』など聞かれた。
答えている最中に、気を失い、トイレの床に倒れた。
スマホから大きな声で『大丈夫ですか!』と何度も声がけをしてくれた。
その声で目覚め、家まで救急車を来てもらうことになった。
救急車が来る前に、財布や保険証などを準備した。
僕が住んでいるマンションは、エレベーターがないため、気を遣って、マンションのエントランスで体育座りし、待っていた。
119に電話した3分後には、救急車が来てくれた。
ストレッチャーに乗せられ、救急隊員にどういった症状なのかを伝えた。

救急隊員が、いろんな病院に電話をし、受け入れてくれる病院を探してくれた。
新型コロナウイルス流行のせいか、受け入れてくれる病院がなかなか見つからない。
何度か断られたが、受け入れてくれる病院が見つかり、搬送された。

この時には、自分の心臓が大変なことになっているなんて知らなかった。

②に続く。





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