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塾講師としての服装に正解はあるか?

こんにちは、個別指導塾フォーカスです。
この記事では、「塾講師として勤務する際の服装」について、フォーカスの考えを簡単にまとめています。ぜひお楽しみください。


学習塾における一般的な服装規定

なんとなく想像できると思いますが、学習塾で勤務する際の標準的な服装はスーツです。これは今も昔も特に変わらず、パリッとしたスーツを着て講師としての威厳をしっかりと示す。スーツはこの役目を果たすのに一役買っています。では、講師がスーツを着用するのは生徒に威厳を示すためだけでしょうか。実は、保護者から映る印象も大きく関係しています。例えば、成績がなかなか上がらない生徒の保護者が面談に訪れたとします。そこで目に映った講師の服装がスーツではなく私服だったらどうでしょうか。おそらく、本当はそう思っていなかったとしても、「うちの子の成績が伸びないのは、ちゃんとした服装をしていないあの講師のせいだ」と言いたくなってしまうのが親というものです。このようなクレームを事前に回避するという意味でも、スーツ着用を講師に求めるのは経営上合理的なのです。

はっきり言ってスーツはめんどくさい

実際に働くが大学生から見ると、スーツでの出勤はどう映るのでしょうか。塾講師として働くわけだし当然だろう、と思う学生もいるとは思います。ただ、実際にスーツで一日中動いてみてください。はっきり言ってかなり面倒です。

そもそも大学生の一日はバイトだけではありません。朝早く起きて身支度を整え、大学の講義に出て、友人と待ち合わせて食事を取ったり、部活やサークルの打ち合わせなどに参加するかもしれません。そして、夕方のバイトまでカフェなどで時間を潰し、夜の9時や10時ごろまで講師として勤務します。この間ずっとスーツでいるのです。首回りが凝ってしまうことは避けられません。さらに、クリーニング代を手当として出してくれるならいいですが、出ない場合にはみなさん自身がその費用を負担します。塾という性質上スーツ着用は仕方ないとはいえ、みなさん講師への負担が決して小さくないことを塾講師になる前に理解しておいた方がいいでしょう。

白衣での勤務は問題を解決するか?

上記で話したスーツの弱点を解消するために、最近では授業時に学生講師に白衣を着せて勤務に当たらせる塾も出てきました。学生講師は出勤時の服装について気にする必要がなくなりますし、教室責任者にとっても不必要なクレームを未然に防げますのでかなり上手な施策と言えます。

では、授業を受ける子どもたちにとってはどうでしょうか。これを語る上で、「白衣効果」について触れる必要があります。白衣効果とは、患者が病院内で白衣の看護師を前にして血圧を測定した時、通常時よりも血圧の数値が高めに出てしまうという心理的な現象のことです。これは、白衣の視覚的な影響により体が緊張し、患者が心的ストレスを感じることが原因だと言われています。

以下は筆者の持論です。明確なエビデンスが一切ない上で語っていることをご理解ください。
この白衣効果は、自身の塾経営者としての経験から、塾でも十分に起こりうるものだと思っています。百歩譲って、勉強が得意な生徒が多くいるクラスでならいいと思います。適度な緊張が集中力につながり、プラスの効果をもたらすかもしれません。しかし、一般的な塾には、まだ塾に慣れてない生徒や勉強が苦手で通っている子どもたちも多くいることが考えられます。少なくともフォーカスでは、勉強が得意でない生徒が多くいる環境ですので、無闇に緊張を生じさせてしまうような白衣での勤務は向いていません。塾によってどのような服装規定を設けるかは自由ですが、白衣を着ての授業は限りなく学生講師の不満を解消することに寄った仕組みだと考えています。

自由と責任がバランスしていることが大事

結論を言えば、塾講師としての服装の正解などありません。塾の経営者の考えや通塾する子どもたちに合った服装がその塾での服装の「正解」になります。かく言うフォーカスでは、服装は自由です。スーツ着用で授業をしている講師は就活時期の学生くらいですし、白衣もありません。ビジネスカジュアルの服装を推奨するルールは最低限ありますが、服装についてとやかく言われることはほぼありません。

それは、千葉大生へのある種の信頼があるからです。優秀なみなさんであれば、子どもたちや保護者から見られて恥ずかしくない服装とはどんなものかを自分の頭で考えて理解できるはずです。決められた最低限の約束事さえ守っていただければ、服装は自由であるべきだし、クレームが起こっても責任者があとで対処します。フォーカスと千葉大生との間に自由と責任に関する信頼関係がある限りは、これからも服装に関してのルールが変更することはないでしょう。


いかがでしたか。
この記事を通して少しでもフォーカスに興味を持っていただけましたら、以下の記事もぜひご覧ください。フォーカスの理念や募集要項について詳細に書かれています。


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