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名和晃平 個展 「Oracle」

に行ってきました。

名和さんはアートオークションなどでよく作品が出品されているのを見ますが、個展という形で見るのは初めてでした。

彫刻家・名和晃平が、東京・表参道のGYRE GALLERYで個展「Oracle」を開催します。名和は、10周年を迎えた京都 ・伏見のスタジオ「Sandwich」を拠点に活動を続けています。今回の個展では、鎌倉時代の「春日神鹿舎利厨子」へのオマージュとして、木彫漆箔仕上げの「Trans-Sacred Deer (g/p_cloud_agyo)」(通称:雲鹿)を発表します。これは近年名和が取り組む、京都の伝統工芸復興プロジェクトから生まれました。また海外への渡航が難しくなった今年、名和自身がスタジオで過ごす時間が増えた影響で、様々な実験的試みが継続的に行われてきました。その中から今回は、複数のメディウムや塗料・オイル・油絵具などを混合し、複雑な物質性とテクスチャを生み出すペインティング、UVレーザーを用いた作品など新作を多数展示します。
個展のオープンと同時期に明治神宮鎮座百年大祭が開催されます。明治神宮ミュージアム前に「White Deer (Meiji Jingu)」、本殿手前の南神門に雲鹿と同じ木彫漆箔仕上げの鳳凰「Ho / Oh」が展示されます。表参道から本殿を繋ぎ未来への希望を描き出す一連の彫刻作品を、ぜひお楽しみください。
※Oracle:神託・神意・助言を与えてくれるもの、などの意味。
https://gyre-omotesando.com/artandgallery/kohei-nawa-oracle/ より

特に好きだったのはPixCellと名付けられた作品たちは透明の球体で動物をかたどった作品です。
カラスや鹿をモチーフとしたものでしたが、近づいて覗くと球体を返して周囲の景色が歪曲して映った様子を見ることができ、とても面白い体験でした。また、少し離れて見るとやや歪なのに自然な輪郭のような気もして、神聖な生き物であるという印象も受けました。


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