コートールド美術館展 魅惑の印象派
に行ってきました。
同時にゴッホ展やハプスブルク展もやっていたためそこまで混雑はしていなかったです。
コートールド美術館とは
実業家であるサミュエル・コートールドが収集した美術品を展示している美術館で、ロンドン大学附属コートールド美術研究所の展示施設となっています。
当時のイギリスは保守的で印象派の評価はあまり高くありませんでしたが、コートールドは自分の審美眼を信じ、10年程度の短い期間に多くの作品を収集しました。
現在コートールド美術館が改修工事を行っており、その期間を利用して日本での展示を行うこととなったようです。
感じたこと
多くの作品が展示されていましたが特に印象に残ったのは
- 「花瓶」クロード・モネ
- 「秋の効果、アルジャントゥイユ」クロード・モネ
モネの色彩に惹かれた。とくに青・オレンジ・ピンクのグラデーションがいつまでもいていられる美しさだった。
- 「カード遊びをする人々」ポール・セザンヌ
絵の中に登場する「パイプをくわえた男」も収集していたなどのエピソードもふまえ面白かった。
- 「窓辺の女」エドガー・ドガ
シルエットなのに表情が伝わってくるようだった。これで未完成なのか。。だからこそいいのかもしれない。
作品の他に資料として「エミール・ベルナールに宛てたセザンヌの手紙」というものがあり、セザンヌの芸術に対する考え方が示されていました。その中で強調されていることが「自然の美しさをありのまま捉えること」でまさに印象派を代表する画家だなと感じました。
筆のタッチを残し表現方法、色彩の豊かさ、屋外での制作、印象派展の実施など美術史としても重要な転換点であった印象派の画家達ですが、自然の美しさに感動しそれを描くというある意味最も根源的な美を追求していたのではないかと感じました。
モネの睡蓮をまだみたことがないのでぜひみにいきたいと思います。
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