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眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで

に行ってきました。

感じたこと

東京国立近代美術館の企画は

など切り口が秀逸だなと感じます。

本展は「眠り」がテーマ、「寝る子は育つ」というように眠りは成長につながり、今のような冬の時期、布団に入って眠りに落ちるのは至福の時間です。一方で「永眠」というように眠りは死のニュアンスもあり、1日の終わりに眠りに落ち、次の日を迎えるということは確実に死にむかって一歩を進めているということでもあります。

自分はといえば以前睡眠障害のような症状になっていた際に産業医の方から「あなたはまだ1日が終わってほしくないんですね」と言われたように、同じ24時間であれば可能な限り意識を保ち、1秒でも有意義に使いたいという想いがありました。今では絶対的な時間ではなく、その時間をどう過ごすかという観点から眠りにも拒否反応がなくなりましたが、眠りへの恐怖にはやはり共感できるなと感じます。

また眠りといえば「夢」。夢の中では物理法則は関係なく、不思議なことが次々と起こります。sleepの語源は「弱い」「ゆるい」といった意味の言葉だそうですが、やはり緩み、リラックスしたときほどイマジネーションが発揮され、その究極系が夢なのかもしれません。

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