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琳派と印象派 東⻄都市文化が生んだ美術

に行ってきました。

感じたこと

琳派は家系や師弟関係によらず私淑(=個人的に慕い手本として学ぶ)というオマージュ?のような形成された流派であるというのがとてもおもしろいと思いました。

市川其融《四季草花虫図》が最も好きな日本画なのですが(参考: https://note.com/fnwiya/n/ne4bb393c187f )、その市川も琳派に属し、鈴木其一に師事したそうです。そんな自分の好きな作品の源流を知ることができ、かなりテンションが上がりました。

同じように四季をテーマにした中村芳中《四季草花図扇面貼交屏風》。四季を感じるのはやはり日本独特の美だなと思います。

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今回感じたのは金地に赤の美しさ。
鈴木其一《藤、蓮、楓図》のカエデの紅葉は今まで見た赤とは違う高貴さがあり、これを紅というのだなと思いました。

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今回のベストは尾形光琳 《孔雀立葵図屛風》です。
色彩は派手ではないのに圧倒的に華やか。威光がただよう孔雀の羽根と対象的に華奢な脚や木の枝。もう一対の屏風には赤白の色彩豊かな立葵が描かれており、その色彩の対比と羽根は花、脚は葵の枝との対応関係など、一見関係ないモチーフを対応付けて見せる手法は感動しました。

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また、後期には俵屋宗達《風神雷神図屛風》も来るようなのでできれば再訪しようと思います。

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