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〈対〉で見る絵画

http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html のURLはその時々で変わりそうなのでリンク先は別のものになっているかもしれません)

に行ってきました。

感じたこと

東洋の絵画には、2幅対(ふくつい)や3幅対など、複数の掛幅からなる対幅や、右隻と左隻で1双となる屏風など、〈対〉で成り立つ作品が数多くあります。対幅は全体としてだけではなく、単幅や異なる組み合わせでも鑑賞できる性質をもっています。そのため、伝来の途中で4幅対が2幅ずつに分割されたり、あるいは逆に別々の作品が組み合わされて対幅に仕立てられるということもありました。
この展覧会では、「〈対〉で見る絵画」の各幅・各隻相互の連続性や独立性、対比のおもしろさや全体の完結性など、その見どころの多様さをお楽しみいただきます。絵画と同じように、刀装金具に表された対の図様にもご注目ください。(公式サイトより)

単独でももちろん鑑賞できますが、組み合わせることで対比や物語が見えてきてより楽しめる。そんなコンセプトが面白いなと感じました。

印象にのこっているのは

・梟鶏図 狩野山雪筆

夜の鳥フクロウと、朝の鳥ニワトリ。フクロウはとぼけた顔をしておりニワトリは険しい目つき。曲線と直線など多くの対比があり二幅対の楽しみ方を教えてくれた絵でした。

・吉野龍田図屏風

大きな屏風に桜と紅葉した楓が全面に描かれた二対の絵。色彩豊かに日本の四季を感じるもので、実は雪景色や夏の深緑もあるのではないかと期待させられました。


写真

展示は撮影禁止だったので庭園の写真を。

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