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銘柄選びより重要なもの 株式投資の本質(3)

こんにちは。
Akamai Financial Academy 校長の池田です。

個人投資家のほとんどの人がお宝銘柄や、今後上昇する
銘柄を探すのに、多くの時間を割いていて、

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株式投資では、儲かりそうな銘柄を探すこと
選ぶことが最重要という認識
になっています。


でも…結果はどうでしょうか?

多くの人は、それなりに勉強し研究をして
情報を探したりして、銘柄を選んでいる
はずです…

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ところがある投資情報誌によると8割以上の人が、
負け組またはトントンという統計
が出ています。

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これは…いったい…
どういうことでしょか?


それは、先のブログでもお伝えした通り
予測は外れるということも原因の一つです。

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でも…8割の人全員が買った多くの銘柄が、
逆に動いて損失になったとは思えず、


勝てなかった原因は他にあると考えた方が
論理的です。

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つまり、勝つためには銘柄選びより重要な
ものがある!!という理論が成り立つのです。


ではそれは何なのか‥を考察してみましょう。


株式投資で勝つためには…何が必要なのか?

まずは、トレードをして、100%勝てる人は
いないとという定義で考えると、
誰もが必ず負けるトレードもしていることに
なります。


そうなると勝つためには、負けた金額より、
勝った金額が大きくならないとダメ
です。

ですから、
負け金額 < 勝ち金額=勝てる投資
と、表現できます。


まぁ、あたり前すぎて…ちょっとガッカリなんて声が、
聞こえてきそうですが(笑)


実はこのことに、多くの人は注意を払っていない…
深く考えていないことが問題なのです。

ここで、もっと判り易い一般的な商売の例を出して、
お伝えしていきます。

あなたが八百屋さんをしているとします。

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あなたの店は、近くにスーパーもでき、
競争も激しい場所にありますが、

あなたのお店は、あなたの人柄や、お店に並べる
商品が新鮮でお値打ちなことで、地域の顧客を
しっかり掴んでいます。

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ある日、契約している農家から
新鮮で美味しいトマトが届きました。

トマト


仕入れ値は1個=100円で、100個
仕入れました。

あなたは、いつもより粒の大きくて
新鮮で甘みも充分なこのトマトなら、
150円で売れるだろうと考え、店先に
並べました。

朝の内は順調に売れていたのですが‥
午後になって、トマトの売れ行きが
とまりました。

おかしいなと思い調べてみると
ライバルのスーパーが、午後の特売を
トマトを含めた野菜で行い始めたのです。

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現在あなたのお店のトマトは、仕入れを
した半分は売れていますが、残りは50個

あなたのお店の売りは、新鮮さ!!
残ったトマトを翌日に店頭に、
並べるわけには、いきません。

でも、このまま、全部残ると‥
赤字になります。

そこで、あなたは‥仕入れた値段と
同じの価格、100円に値札を変えて
売り出しました。

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なんとか、10個は閉店1時間前には、
売れたのですが‥まだ40個も
残っています。

ここで現在の収支を、
確認しておきましょう。

一個100円で100個仕入れたので
仕入原価は10000円。


仕入は一個100円×100個=10000円。


現在の売り上げは150円で50個売れて、
100円で10個、売れたわけだから
合計で8500円。

売上は 150円×50個=7500円
    100円×10個=1000円

合計は8500円で、
今現在1500円の赤字です。


残りの時間は1時間


あなたは、いつも閉店間際にくる
お客さんの顔と人数を浮かべながら、
考えた結果!!

トマト2


トマト2個を、100円で売ることに
しました。(1個当たり50円)


結果は‥なんとか…
閉店間際に来たOLが最後の4つを

買っていき売り切りました。


収支は

仕入は一個100円×100個=10000円。

売上は 150円×50個=7500円
    100円×10個=1000円
     50円×40個=2000円


合計=10500円  収益は 500円


あなたは、なんとか、赤字にはせずに
ほっとしたところです。


また明日、頑張ろうと、
自分に気合を入れ、お店を閉めました。


さて、長々と書きましたが、
赤字にならずに、なんとかプラスに
できとことの、原因は何なのか


それは、状況に応じて価格を変えて
売ったことです。

これを株式投資に置きかえると、
手仕舞いするタイミングになります。


当初仕入れたトマトは、
あなたが、これだ!!間違いない!!
と思った銘柄♪


一旦は上昇して、半分株を利益確定の
手仕舞い。

その後、買った価格まで下がったから
本当は全部売ろうかと思ったけど…

また上がるかもと思え、一部だけ手仕舞い
して、様子見したところ…

急激に下がったので、全体で損失がでない
うちに手仕舞い。

もう、お判りでしょう♪


株式投資では手仕舞いの仕方しだいで
収益が変わってくる
ということ。

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前例の手仕舞いした方法は、
すでにプロの領域に近いですが‥


収益をだすために、一番に必要なことは
手仕舞いのシナリオ(ルール)
予め作っておくことになります。


銘柄選びに力を入れるより!!


相場全体の流れを掴み、
手仕舞いシナリオを作ることが
勝つために重要なことになります。

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手仕舞いシナリオ(ルール)が重要。


今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

次回は株式投資に正解を求めてはいけない!!
です。ご期待ください。


投資の憲法


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