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地中海クルーズの旅 - MSC Cruiseの予約から下船まで② 乗船編

こんにちは!
今回は地中海クルーズで MSC World Europa を利用した際の体験を紹介します。今回の旅はツアーではなく、独自にクルーズを手配しました。同じような旅行を計画している方や、添乗員同行でないツアーに参加することに不安を感じている方の参考になれば幸いです。

前回の記事ではMSCクルーズの予約方法について紹介しました。
今回は主に乗船手続き(港へのアクセス~部屋に入るまで)の情報をお届けできればと思います。


乗船前日までの流れ

乗船券を受け取る

代理店で予約を手配した場合、大体クルーズの1ヶ月前にメールで乗船券(Cruise Ticket)が送られてきます。乗船券は現地でのチェックインの際に提示する必要があり、印刷をした上で必要箇所に署名する必要があります(代理店の指示に従ってください)
また、乗船券の書類には荷物タグも入っているので印刷しておきましょう。

乗船情報を確認する

船に乗船することをembarkationと英語で言います。これはクルーズ旅行では頻出する単語ですのでぜひこのタイミングで覚えてください!
乗船に関する情報は乗船券に記載されています。乗船券を受け取ったら下記を確認しましょう。

  • Cabin:部屋番号

  • Port:港の場所

  • Embarkation Date:乗船日

  • Check-in:チェックイン時刻

乗船券(毎回同じ形式という保証はないので参考程度でお願いします)

MSC for meをインストールする

船の中でクルーズの情報、レストランやショーの予約を行う事ができるMSC for meというアプリがあります。クルーズを楽しむには必須のアプリになるので事前にインストールしておきましょう。

いざ乗船へ

船が泊っているターミナルを確認

バルセロナなど大きな港では、フェリーターミナルがA,B,C,D…と複数ある場合があります。

そんなときに有用なのが世界中の船の位置を追跡できる、MarineTrafficというアプリです。虫眼鏡のアイコン🔎から乗船予定の船名を入力し停泊場所を確認することができます。

隠れてしまっていますが、ターミナルAに停泊していることがわかります。

!注意!
ここまで念入りにクルーズターミナルがバルセロナのAだと確認したのですが、タクシーにターミナルEに連れて行かれました。
運転手さんと話していたところ、スペイン語でAは「ア」、Eは「エ」に近い発音するらしく、くるーずたーみなる 「えー」 という英語がEと勘違いされてしまったようです。

港への移動

チェックイン時刻に間に合うように、港へ移動しましょう。
ホテルから行く場合はタクシーまたはUberがおすすめです。

荷物を預ける

ターミナルに着いたら、まずは建物の入り口を目指してください。
付近にスーツケースが大量に集まっている場所がありますので、そこでスタッフに荷物を預けます。
その際、乗船券と一緒に印刷しておいた、荷物タグをスタッフに渡すとホッチキスで止めてくれます。

乗船用の荷物タグ(乗船券に付属)

荷物は乗船後、数時間遅れて部屋の扉の前に届けられます。
そのため、すぐに使用する予定のもの(常備薬、パスポート、乗船券、日焼け止め、充電器など)は別のバッグに入れ、持ち歩きましょう。

チェックイン

チェックイン時刻になったらターミナルの中にあるチェックインカウンターで手続きをします。この際、パスポートと、印刷された乗船券が必要になります。

クルーズカード

無事チェックインが終わると、クルーズカードがもらえます。
クルーズカードは、乗船の際の身分証明書、船内での支払い等に使用するので、なくさないように常に携帯する必要があります。

★Tips★
早めに着いた場合、とりあえずチェックインカウンターに行ってみることをおすすめします。以前バルセロナで乗船した際は、指定時刻が15:00でしたが、13:40にチェックイン&乗船ができました。

乗船

チェックインカウンターでクルーズカードを受け取りましたら船に乗船することができます。手荷物検査を経て船に乗り込みます。

船の中に街が広がっている様子は圧巻です


乗船後にやること

乗船日のスケジュールを確認

チェックインの際に乗船日の情報が書かれた、WELCOME ABOARDという紙が渡されます。ここには様々な情報が書かれていますが、まず部屋に入れる時間を確認しましょう。

すぐに部屋に入れる場合は、まず部屋に向かい不要な荷物を置くのがおすすめです。入れない場合は空いているビュッフェレストランや船内を散策できます。

クレジットカードの紐づけを行う

船内での支払いはクルーズカードでのタッチ決済になり、現金は不要です。
クルーズカードに、クレジットカード情報を専用の機械で紐付ける必要があります。

本人名義のクレジットカードでなくてもOKでした

船内各所に上の写真のようなCRUISE CARD ACTIVATION POINTという機械があるので、こちらにクルーズカードとクレジットカードをセットして登録手続きを行います。

★Tips★
この機械は日本語に対応しています。
また本人名義でないクレジットカードでも登録可能でした。

部屋に入ってみる

部屋に入室可能になったら一度訪れてください。部屋の扉はクルーズカードをタッチすれば開きます。
部屋についたらまず下記の2点を確認します。

  • 設備に不具合ないか確認
    (水・お湯は出る?トイレは流れる?電気はつく?など)

  • 船内新聞で避難訓練の時間を確認

部屋にはDAILY PROGRAMとDAILY PLANNERという冊子が置かれています。いわゆる船内新聞というもので、一日のスケジュールやおすすめのイベントが書かれています。

DAILY PROGRAMの中にDAILY PLANNERが挟まれています

初日で一番大事なイベントが避難訓練(Emergency Drill)です。法律で出港前に乗船者全員の参加が義務付けられているので、まずその時間をDAILY PLANNERで確認します。

このようにDAILY PLANNERの中に避難訓練の記載があります

避難訓練は部屋でビデオを見て、避難場所に移動する流れになりますので、避難訓練の時間には部屋に在室する必要があります。

避難訓練に参加する

避難訓練の流れは(私が乗船した際には)下記の流れでした。

  1. テレビで訓練ビデオを見る

  2. ビデオが終わったら部屋の電話から881に電話をかける

  3. 避難場所(Assembly Station)に行く

  4. 待機しているスタッフにクルーズカードを提示

テレビのチャンネルは1番から順に様々な言語の避難訓練ビデオが配信されています。日本発着便以外は英語のビデオを見ることになるので、1番を選びましょう

!注意!
避難訓練のビデオはクルーズ中、常時これらのチャンネルで流れていますが、避難訓練の時間だけ少し内容が異なっており、避難訓練の時間に必ず見る必要があります。

避難場所(Assembly Station)はクルーズカードまたは、部屋の扉に下記の写真のような形で記載があります。

この場合Kが避難場所(左:クルーズカード 右:部屋の扉)

避難場所に向かう際、船の各所に下図のような誘導マークがあるので、これを辿っていけば必ず辿り着くことができます。

また訓練時はスタッフが各所に大量に配置されているので迷ったらクルーズカードを見せてどちらに行けばいいか教えてもらいましょう。

ディナーの情報を確認する

ディナーの場所と時間はクルーズカードに記載されているので、時間になったら向かいましょう。初日はレストランに入るとスタッフがテーブルに案内してくれますが、2日目以降は直接テーブルまで向かいます。

★Tips★
ディナーの時間は変更することが可能な場合があります。
希望の時間出ない場合はレストランの受付のスタッフに変えられないか確認してみてください

最後に

ここまでで乗船後に必ず必要なことを紹介しました。
これらの確認・手続きが終わればあとはショー、プール、ショッピング、レストラン、出港をデッキで見るなど、クルーズ生活を満喫してください!次回は船内での過ごし方や寄港地での観光スポットについて詳しくご紹介したいと思います。楽しいクルーズライフを!


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