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訪問看護ステーションあやめ行田のお話

 こんにちは、ブログ担当です
 本日は訪問看護ステーションあやめ行田のお話になります
 あやめ行田は令和2年(2020年)8月に開設した事業所です
 こちら、当社におきまして多くの利用者様を対応させていただいている事業所のひとつになります
 本日はあやめ行田の管理者さん(以下「管」)にお話を伺いました

訪問のきっかけはいつもお世話になっている相談支援センターの方から

―――こちらのお手紙ですが、あやめ行田には本社経由で知られたそうですね?―――

管「はい。ご本人様からは手紙を送った旨を簡単に聞いてはいました。直接渡してくれても良かったのにと思ったのですが、ご本人様は本社にも
 『あやめ行田は素敵な事業所だよ』
と伝えたかったようです」

―――それはとても嬉しいことです。この方の訪問のきっかけは何からだったのでしょうか?―――

管「きっかけは、以前から長くお世話になっている相談支援センターの担当の方からでした。
 『病院、仕事にいけなく、統合失調症で長く通院されている方がいらっしゃる』
とのお話でしたので、
「すぐに面談をしましょう」
とお話しさせていただきました。ご本人様はあまりの早さに驚いたと後から伺いました。

いただいたお手紙1
※ご本人様から許可をいただいて掲載しております
いただいたお手紙2
※ご本人様から許可をいただいて掲載しております

ご本人様の意思で訪問看護開始に

管「面談にはご家族様も参加されていました。ご家族様からは

 ・(病気から来る)ご本人様の仕事の雇用形態の現状
 ・訪問看護の必要性

 に対して理解できないご様子でした。病気についてもだと思われます。ですから訪問看護についても反対されていました。
 ですが、ご本人様から『どうしても(訪問看護を)使いたい』という強い希望があったことから利用開始につながりました」

訪問看護開始にあたって

―――訪問看護を開始するにあたり、注意された点はあったのでしょうか?―――

管「もちろんのことですが、訪問開始時は主治医の先生と相談させていただきました。その結果、特別訪問看護指示書を書いていただいたのを覚えています。
 不安から来るSOSが多く、仕事をされていたことから1人でいることに不安感、罪悪感を感じていたようです。はじめのうちは電話もよく事業所にきていました。

 また、訪問開始時は休職されていて何もできないような状態でした。
 そのためもあると思いますが、病気に対しての壁や、そのことによる家族との壁、他人との関りが無いことからか自殺企図もあったようでした。
ですから

『あまりこちらからは積極的にコミュニケーションをとらないように注意しながらの訪問をしよう』
『簡単なコミュニケーションから始めよう』

と話し合いをしました。」

訪問看護、導入時の大切なこと

―――訪問看護を開始してからはどのようになったのでしょうか―――

管「この方は訪問看護を開始してから実は数か月しかたっていない方です。
面談や訪問看護開始時にご本人様に訪問看護の目的を伝えました。
 また、
『他の人には言えないようなことを言ってもいいんだよ、教えてほしいよ』
 ということをお伝えしました。
 その言葉でご本人様も安心されたのか、仲間が増えたというような感覚になられたのかもしれません。
今(訪問開始当初)不安に思っていること
『今、家の状況で感じている不安』
『自身の病気とそれに対してどうにかしていかないといけないという焦り』
『それらのことをどうにかしていけないといけないけどどうにもならない現状』
をお話してくださいました。
 現在はどのスタッフが行っても受け入れてもらえています。気持ち的にも落ち着いているのだと思います。
 また、就労に対しての意識も出てきておりますし、ご本人様のその様子から、ご家族様も訪問看護をはじめご理解いただけるようになってきているのではないかと感じます。
訪問看護においてスタート、導入時の大切さ
をとても感じています」

あやめ行田の良いところと今後の展望について

―――あやめ行田のアピールポイントを教えていただけますでしょうか?―――

管「まず、事業所が明るいというところだと思っています。管理者と看護職員との壁についてあまり自分が気にしていないというところもあるのかもしれませんが、風通しのよさは一番だと思っています。
先ほどのお手紙のお話につながるかもしれませんが、このことで職員間のコミュニケーションがとれていること。そこから職員全員が同じ気持ち、考え方で利用者様への訪問対応が出来るところにつながっていると思います」

―――あやめ行田として今後の展望を教えていただけますか?―――

管「行田のエリアには精神科病院がないというところがあります。このことで精神科関係で困っている方が多くいるのではないかと考えています。
関係機関との連携、関係性を今まで以上に強くしていって、必要とされる方、もっともっとたくさんの方の役に立てる事業所のしていきたいと考えています」

訪問看護ステーションあやめ行田 事業所住所等

訪問看護ステーションあやめ行田
〒361-0032
埼玉県行田市佐間3-13-9 メゾンM&A佐間103
TEL:048-550-2470
FAX:048-553-2480
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