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ジブリを観る Part2 『ゲド戦記』

初めて『ゲド戦記』を鑑賞した。
宮崎駿作品かと思いきや、ご子息?の宮崎吾朗作品とのことで、やはり作品の雰囲気が少し違うのも頷ける。

だが、『ゲド戦記』が伝えんとするメッセージ性の強い作品である事はやはりジブリ作品ブランドだからなのか、と思ったりする。

これもまたジブリ作品あるあるなのかもしれないが、多くを語らない、いや語らなさすぎる為、登場人物達の情報や彼らの置かれている状況についてあまりに分からない状態がしばらく続くのだ。これには個人的に堪えるものがある。悠長に街の様子や細部の作り込み等を観る猶予を与えてくれないからだ。そうリードする事で観客の眼を主人公たちに集中させたいのかもしれないが、それでも終盤まで引っ張りすぎて有耶無耶になっている部分も多分にあり、正直自分には面白い作品とは思えなかった。
言うなれば、道徳の講義などで鑑賞させられる系の作品のように映る気がした。(それは他のジブリ作品でもそう思ったことだが、本作はいつにも増してそう思った。)

主人公の胸踊るような行動もなく、全てが悲観的、冒頭の展開と詳細(人と竜についてなど)についてはほぼ触れないで終わってしまう、原作ありき?では興味が鑑賞中に見る見る下がってしまったというのが、もしかしたら現代っ子的悪しき考えかもしれないが、少なくとも映画館で鑑賞中にスマホいじり出すアホよりはマシだと思っている(笑)

おそらくもう一度鑑賞しようという気はそう起きないだろう。謎だけが山のように残った作品として、原作を読めという事かもしれないが、それはおいおい時間があれば、としておきたい……

最後に、この言葉を残しておかねば……

(⚠️ド素人の感想と考えが多分に盛り込まれていますので、誤解、誤認、安直な発想、的外れな点が多々あると思いますがご了承ください。)

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