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私が夜型人間を自覚した時

 子供の頃は朝の6時に起きる事も全然平気だった。と、思いつつ、ちゃんと思い返してみると割と二度寝しようとしたり、友達が家まで迎えに来ても支度が終わらず結局先に行ってもらうような場面が多かったように思う。もっと振り返ってみると、部活終わりに勉強をするだけの集中力は無かったし、日中は起きれないし眠かったし、帰ってきたら夕方でも寝るような生活をしていた。それで夜も眠れていたのだから本当にいつでも眠い体だったんだろうなと思っていた。

 しかし、高校の頃は深夜番組を見るにしても日を跨いだぐらいの頃に寝ていたので自覚はなかったものの、大学生にもなると夜更かしをする頻度が多くなっていた。それもそのはずで、大学生ともなれば1限以外の時間から授業をスタートするようなカリキュラムを組むことが出来るので、人によってはやろうと思えば午後から授業を受け始めるようなカリキュラムを組むことも出来た。もっとも教職や専門的な授業を取ろうとすると、1限や6限のようにカリキュラムの自由を奪う時間帯にしか履修出来ないシステムになっている事が多いので、完全に融通が利くようなものではなかったが….

 大学生の頃から音楽を作るようになっていた事もあり、夜中はずっと曲作りをしているような生活をしていた。その時に思ったのは、寝る時間が遅い方がしっかり休めている事に気づいたのである。

 そして、学生から社会人になった時、就職先の勤務時間が15時から24時という夜型のワークスタイルだった事もあり、学生時代から引き続き夜中に活動をするような生活をしていた。

 思い返せば昔から私は夜型生活をしている期間が多く、朝型の生活に戻ってみるとやはりやる気が出ないというか、眠たい時間が多すぎて集中力が全然発揮する事が出来なくなっている事に気づく。少なくともこうしてエッセイを書く気力は朝だと本当に起きないのである。

 一時期朝の喫茶店でエッセイを書いていた時期もあるのだが、あの空気も決して嫌いな訳ではなかった。しかし、あの朝の空気と今夜中にこうしてエッセイを書いている時間でどちらが心地よく過ごせているかと聞かれたら、即答で今だと答えるだろう。

 ちなみにクロノタイプ診断という、自分が朝型なのか、夜型なのか診断するテストがあって、最近そのクロノタイプ診断をやってみた。いくつかのウェブサイトのものをやってみたのだが、全てに於いてオオカミ型(夜型)の結果となった為、ベースとなるライフスタイルそのものが夜型だと分かった。

 夜型の生活をしていて思う事は、やはり疲れもそうだし、血圧も明らかに下がっているし、何より眠る時のストレスが全くないのである。

 やはり世の中の風潮で朝型が良いからと言って、無理に朝方に合わせるより、自分の生活スタイルに合う時間帯で過ごす方が、間違いなく頭も冴えるし体も軽くなる。必ずしも朝型に合わせるのが幸せになれるとは限らないという事は知っておいたほうがいいだろう。

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