日々録(12.18)

朝8時過ぎに起きる、目覚めあんまよくなくて、眠たかった。
というのも昨日眠れなかったから……過眠と不眠が交代で来るので、面白い。4時過ぎにYouTubeでオールナイトニッポンを聴いてやっと眠れた。

ご飯食べて、一眠りしたいところを堪えて、フォーマル気味な服を選んで、新宿区の劇場へゆく。

いろいろやって、月刊根本宗子のお芝居を見た。初めて新国立劇場に来たのでドキドキ。いろいろなホールがあって広いな。
月刊根本宗子はめちゃよかった。「わかってよ」「わからない」というやりとりが多く出てきて、強調されてるのを感じた。
理解の難しさとか。
あと「強くなって」「ごめんなさい」みたいなやりとりも多かった。
本当は脚本が買いたいのだけど売ってなくて心の底から残念。もしかしたらパンフレットに載ってるのかもしれないけど。

そのあと、オペラシティタワーのICCの展示を見た。これは1年前のも見たことがあって、内容は違うけど、その時もすごく刺激をもらった。
今回は2個予約制の個別体験の展示があって、どちらも楽しかった。一つは、音にくすぐられる体験をして、もう一つは目線を自覚する体験ができた。
ICCには無響室があるのが魅力的で、自分の内なる音に耳を澄ませられるのがいい。平日だからか空いてて見易かった。

そのあと新宿駅で新しい靴を買った。いわゆるデパートで自分が買うなんて初めてかもしれない。売り場にいた店員さんにこの靴をください、というと、心なしか驚いた顔をしていた。
ふふふ、様子見の客だと思ったろう、ちがうんだなあこれが。ちょびっとうれしい。

人生の先輩方々ばかり来ている靴屋にいると、店員さんがこちらを伺う?というのがなくて、のびのびと靴を見られた気がする。おそらく、店員さん的に対象外のお店の方が、へんに気を遣わなくて楽なのかもしれない。熱心にオススメされて買えないとかも少し心苦しいし。
足が人より小さいからなかなかサイズがなくて困っているのだけど、大きいお店のは品揃えがあっていいね。履き古してぼろぼろのスニーカーを、仕方なく履く朝が終わる。

そのまま新宿駅で先輩方と居酒屋に行った。会話バランスは気にしていたいのだけど、めちゃ多弁だった気がする。べらべら気持ちよく喋ってしまった。

相変わらずお酒を飲んで酔うということがなくてさみしい。一度酔ってみたいな。

自分が今まで何に酔ってたことがあったかを振り返ると、ある日の観劇後を思う。ある演劇を観た後、意識をあえてちりじりにして、ふらふら帰った。体の一つ一つに思考や感情があり、それらがわがままに主張している。側から見ると変な歩き方をしてるんだけど、通行人からの目は気にしてなくて、勝手に歩いていた。あの日はきっと酔っていたな。

これから、人を酔わせることはあるだろうか。

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