半ずらし
「男が一番恥ずかしい姿は半ずらし!!」
昨日放送されたMBSラジオ「youこれ」内にて、新たな名言が生まれた。
男にとって切っても切り離せないのが、自分1人だけのお楽しみタイム。
昔は河原でバシバシになった本を拾い上げ、それを乾かしてタンパク源にしていたとか。
それが、今となってはスマホでワンタッチで無限のように探し出せる時代。
スマホの普及は数少ないおかずを拾い上げる時代から、降りしきる無限のおかず中から自らの趣味趣向に合うものを選ぶ時代への変化をもたらした。
そうした趣に興じる時間は、人間が一番無防備な時だ。
時代に名を刻む伝説の戦国武将でさえ、その時間だけは戦闘能力が著しく低下したことだろう。
否、あの時間は消耗した戦闘能力を補給する時間なのである。
1日の中で、どのタイミングで趣に興じるか。
ちょっと早起きしての起き抜けに、、、
お風呂上がりに一杯した後に、、、
忙しない日常の中では、そのことを考えるだけでハリが出ると言っても過言ではない。
綿密な作戦を立て、ワクワクしながらその時を迎え、「さぁ!いざ!!」という時に限って邪魔が入ることはよくある話だ。
昨日の放送の中では義母。
郵便配達なんていう例もあった。
中高時代は親の存在が難敵となったものだ。
狭い狭い部屋ではなかなかそのチャンスは訪れない。
唯一のチャンスは風呂に入っている時だろう。
「今日こそ!」と思った日には、普段しない風呂掃除を率先して行い、風呂に入るようにそそのかす。
母親が「風呂入るわ〜」と言った時には心の中で甲子園優勝ピッチャーばりのガッツポーズ。
しかし、そこからなかなか風呂に入らないのが母親だ。
バスタオルやら着替えやらを準備してから、座り直してテレビを見入ったり、お茶を飲み始めたり。
だんだん怒りが込み上げてくる中坊。
「あんた先入っておいで」と言われた日には怒りマックス。
それでも何とかカウンターを交わし、「やっと風呂行った!」というタイミングで父親が帰宅。
結局タイミングを逃す。
その点、本日放送された「ウラウラ」で話題に上がった「一人暮らしの醍醐味」はこの点に尽きる。
24時間365日オールフリーだ。
そんな甘酸っぱい思春期の記憶を昨日のように鮮明に思い出した昨日の「youこれ」だった。
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