本の紹介: Efficient Linuxコマンドライン―開発と自分に磨きをかけるLinuxのテクノロジー

最近、オライリーの「Efficient Linuxコマンドライン」という本を読み始めたのですが、Bashでコマンドを使うときのさまざまな小技が整理されていてとても良いので、Linuxコマンドを効率的に使いたいを考えている方にお勧めします。

Bashについてより深く知りたい場合は、BashのMan pageやBash Reference Manualを直接参照すればよいでしょうが、情報量が膨大かつサンプルが少ないため、これからLinuxを学ぼうという方にはちょっと敷居が高いです。

この本は、Amazon.comの原書のレビューを見ると4.8と高評価です。5星のレビューコメントにも書かれていますが、この本はとても読みやすいです。

私がこの本を読んで、Linux学習者にお勧めしたいと思った内容は次のようなものです。つまり、Bashの基本を学んだ後に知っていると便利な少し先のトピックです。

  • Ctrl + Rキーを使ったコマンド履歴のインクリメンタル検索

  • pushdやpopdを使ったディレクトリの移動

  • xargsを使ったコマンドのリストの実行

  • プロセス置換のテクニック

もちろん、熟練Linuxエンジニアであれば、どれも知っている内容でしょう。でも、この本の価値は、すぐに使いたくなるようなTIPSを一冊にまとめたところにあると思います。自分はこの本を読んで、lessコマンドからviを起動できることを知りました(今更ながら)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?