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第11節 横浜FC戦(4/24)Review

水曜日のルヴァン清水戦では引き分けという結果に終わったものの、開幕戦以来は負けなしと、徐々に調子を上げながら川崎、名古屋に食らいついていくマリノス。火曜日にはコロナ禍で来日が遅れたレオ・セアラも合流し、追走体制は整った。迎える第11節は横浜ダービー。今季まだ勝ちがなく最下位に沈む相手であるだけに、不覚を取ることは許されない。

・スタメン発表

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Sub:GK梶川、DF岩田、松原、MF天野、渡辺、FWレオ、水沼

畠中、チアゴの不動のCBコンビは健在、左SBにはティーラトンがスタメン復帰。
右SBは松原の連戦疲労を考慮して小池が起用。前線も前節から変更なく、ベンチにもスタメン級のメンバーが控える。ベンチも含め現状のベストメンバーと言える。さあ、アタッキングフットボールで圧倒しよう。

・試合詳細

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横浜FC相手に20本ものシュートを浴びせ、今季リーグ戦では最多の5ゴールで大勝!前田に今シーズン8ゴール目、レオ・セアラにもJ1初ゴールが生まれ、最高の形でダービーを制した。

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リーグ順位は消化試合数が2試合少ないながら暫定4位まで浮上。得点数を荒稼ぎできただけでなく、無失点で終えることもできたのが今シーズンの好調要因。

川崎、名古屋両チームに食らいついていくために下位相手には落とせない状況の中、選手達が躍動し、「マリノスのサッカー」を見せつけた土曜の昼下がりであった。

・前半:自由を得たマルコスは、止まらない。


試合は想定通りというか、いつも通りというか、マリノスが基本的にボールを保持し、横浜FCはボール奪取からのショートカウンターを狙う展開になった。その中で前半、特に躍動したのはマリノスの心臓、10番マルコス・ジュニオールであった。

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横浜FCは自陣にブロックを敷く形でマリノスに対応しようとしたが、プレスをかけるタイミング、強度の面でクオリティが低かった。そのため、縦パスを受けたマルコスはアタッキングサードでかなりの自由を享受した。こうなってしまうと、この男は止められない。積極的に裏を狙う前田にスルーパスを供給、右サイドのエウベルにサイドチェンジのパス、ボランチにはパスコースを作って補助、と攻撃を司った。

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右サイドは、インサイド気味に小池、サイドにエウベルという形でポジションを取り、流動的な動きでニアゾーンを攻略してチャンスを生み出した。また、ボールを失った後も、チーム全体で前田を筆頭に即時にプレスバックし、二次攻撃につなげた。

ここまで書いた内容だと完璧な前半と言えるかもしれないが、これだけ圧倒できていた中で先制が29分のPK、2点目がCKからというのは物足りない。まだまだ最後の局面でのクオリティを今シーズンは高めていかないといけないと感じた。

・後半:交代選手のクオリティ

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後半、2点を取り返さなくてはいけない横浜FCは、前線からプレスをかけていく形に守備を変更してきた。それに対してマリノス側は、プレスをいなしながらも、代わりに横浜FC側に生じた広い裏のスペースを狙いやすくなった。その結果生まれ他のがアドの今日2点目である。

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これで今季リーグ5点目。レオの合流でCFの競争も激化することが予想される中で、起用に応える活躍を見せた。今節のMVPと言っても過言ではないだろう。

その後は交代選手が再びチームにエンジンをかける。天野、水沼、渡辺を連続投入、そして最後にレオ・セアラのマリノスデビュー。

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レオは1プレー目でゴールを決め、盛大な祝福を受ける。
ようこそ。横浜F・マリノスへ。

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最終スコアは5−0。最高の試合だった。

試合後にはウーゴが残していった勝利の円陣。チームの仲の良さも、好調の要因の一つだろう。

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・次節に向けて

次はルヴァンカップを挟み、5/1にアウェイでFC東京戦。苦手とする相手ではあるが、勢いに乗って勝っていこう。最後に今節のハイライトを。




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