見出し画像

【FaMil通信#50】2022年賃貸オフィスビルマーケット動向の振り返り

こんにちは!株式会社FaMilです。
今年も残すところ、約2週間あまりとなりました。
クリスマスやお正月休みなど、年末年始休暇のイベントや過ごし方を考えるのが、楽しい時期になりましたね♪

本号では、今年の賃貸オフィスビルマーケット動向を振り返りたいと思います!


1.供給床増に伴う空室率の上昇と、賃料相場の下落

遡ること2年前、オフィスマーケットもやはりCOVID-19の影響は避けらませんでした。
リーマンショック時ほどのインパクトはないものの、オフィスを手放したり縮小する企業が出た結果、オフィスビルの平均空室率はここ2年間で上昇し、平均賃料も下落しています。


<参考情報> 三鬼商事「オフィスマーケット情報」より

ただ、中央区は空室率が8%台に乗る一方で、渋谷区は空室率が3%台に戻るなど、エリア毎にその傾向には違いも出ており、一概に<オフィスの空室が増えている/賃料が下がっている>とは断言出来ない状況です。
※オフィスビルの需給バランスをみるための空室率は、5%台が自然空室率の大きな目安とされ5%を切ると貸し手優位、5%を上回ると借り手優位な状況になると言われています。

<参考情報> 三鬼商事「オフィスマーケット情報」より

2.来年、竣工する主なオフィスビル

2023年も、都内主要エリアで大型オフィスビルの竣工が控えています。
新築大型物件の成約状況は空室率と平均賃料にも影響を与える大きな要因となりますので、竣工時までに満床となるのかを含め、今後のリーシング状況にも要注目です。

「東京ミッドタウン八重洲セントラルタワー」
2023年3月竣工予定 基準階:約1,200坪
地下3階/地上45階建 貸室面積:約38,000坪
⇒約5割程度の成約状況との噂

出典:『三井不動産』公式サイトより


「虎ノ門ヒルズステーションタワー」
2023年7月竣工予定 基準階:約1,000坪
地下4階/地上49階建 延床面積:約90,000坪
(※A街区に関する表記となります)
⇒約5割程度の成約状況との噂

出典:『森ビル』公式サイトより


「虎ノ門・麻布台プロジェクト」
2023年7月竣工予定 基準階:約1,300~1,400坪
地下5階/地上64階建 貸室面積:約64,000坪
(※A街区に関する表記となります)
⇒約4割程度の成約状況との噂

出典:『森ビル』公式サイトより

「渋谷桜丘プロジェクト
2023年11月竣工予定 基準階:約840坪
地下4階/地上39階建 貸室面積:約30,000坪
⇒約6割程度の成約状況との噂


出典:『東急不動産 オフィスビル情報』公式サイトより

3.最後に

常に変化のあるマーケット状況、本号のテーマに限らず今後もタイムリーな情報をお届けしていきますので、是非ともご注目下さい。
2022年も、FaMil通信をご愛読頂きどうもありがとうございました!!

更に詳しい情報が知りたいという方はお気軽にお問合せください!
お問い合わせはこちら⇒https://www.famil-inc.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?