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2024/03 ベトナム・タイ旅行[3] 3月25日 ハノイ~バンコク(2)

ベトジェットでバンコクへ

ベトジェットVJ901便でバンコクのスワンナプーム国際空港へ。空港の差が国力の差というわけではないが、かなり巨大で豪華な作りの空港で、移動もスムーズ。なんとなくロンドンのヒースロー空港を思い出すセンスの造りで、空港かくあるべきを感じた。ATMが5000バーツからしか引き出せないのは困った。仕方なく5000円を両替する。1050バーツくらいになった。円安ゥ…

タクシーやバスも多く発着するが、AIRPORT RAIL LINK(ARL)に乗車。
券売機にお札が入らなくて困っていたらスタッフが代わりに入れてくれた。一発で認識した。なぜ?

AIRPORT RAIL LINKの内装。椅子がただの板なのは日本人からすると驚きだけど、海外ではよくある話である。冷房効きすぎで変温動物なら動けなくなっていた。哺乳類でよかった。車両はイギリス製。やっぱりヒースローだったのかもしれない。


ハノイと明らかに違う気候で、もう8月の東京である。うんざりしながらセブンイレブンへ祈りを捧げつつ、アイスを齧りながらホテルへ。 館内の表記がタイ語中国語英語で、客層も中華系がほとんどだった。正直、中国語表記なら洗手间、出口、入口、客间など、普通に分かるので助かる

ここで一つ重大なミスに気づく。なんと写真撮影のための旅行なのにカメラの充電器を家に忘れてきてしまったのである。加えてiPhoneの充電ケーブルも接触が悪くなりうまく充電できず。 一旦シャワーを浴び、服を洗濯したら明日のシャツがないことにも気づいてしまった。
しかしバンコクなら、もっというとあそこならそれら全て解決できるはず…と願いながらgrabを呼び、バイクで2ケツしつつ10分ほど移動した先のMBKセンターなるショッピングモールへ向かう。 あとシャツが無さすぎて抗議コーギーになった

このシャツが欲しい人は画像をクリックすると購入ページに行きます。

MBKセンターは一見普通のモールに見えるが、ハイブランド(本物)の店舗の真上に偽物ブランドショップが並んでいたり、スマホのパーツをバラ売りしてる怪しい店の横が薬局だったり…ここでは書ききれないほどカオスな空間で有名。まずは「カメラ」と書いてあるフロアに向かうが、キヤノンのオフィシャルショップやドローンんで有名なDJIなどを扱う店舗しかなく(そしてなぜかその横に歯医者が並んでいる)「そうじゃないんだよなぁ」と思いながら徘徊するハメに。

MBKセンターにはドンキやまねきねこもある。友達とバンコクで暑さに死にそうになったらここで休憩するのも良いかもね

ダメ元で携帯パーツが並んでいるフロアに向かったところ、NEEWERなど、知る人ぞ知る中華カメラグッズブランドの文字が!ここならありそうだ!と声をかけたところ、オリンパスねぇ…と呟かれつつ探してくれた。

結果的には無事に購入できた。その場で店舗在庫と自分のバッテリーとで動作確認してくれた。490バーツ、2100円ほど。日本よりも若干高いが、値引きには応じてくれなかったが致し方ない。あとlightningケーブルは少し値切って140バーツ。なおホテル至近のセブンイレブンの方が安かった模様。

次に向かったのは薬局。私はとにかく喉が弱く、風邪を引くたびにアレを処方されている。そう、トランサミンである。毎回処方されるので、ならばタイの安い薬局でまとめ買いしようと試みた。先ほどの電気製品フロアの近くに小さい薬局があり、そこで試しに訊いてみたところラストワンだと言いながら出てきた。320バーツだというので少し安くできないかと聞いたら笑われてしまった。「定価は900バーツだよ」と。

日本で「ペラック」と銘打って売られているものが100錠入って1300円くらいならまあ、安いかぁ。と思い退店。なおその後2軒の薬局で値段を訊いたところ、それぞれ500バーツ、450バーツと言っていたのでなんとさっきの薬局は激安店だった。値切ろうとしてごめんね。

あと先述の通りTシャツが無いので買いに。バンコクにはユニクロを始め、有名ブランドの公式ショップがたくさんあるらしいが、せっかくなので「「とてもコスパのいい」」お店が並ぶ一角へ足を運ぶ。一斉摘発を受けたからか、ヤバすぎる店は撤退した代わりに「町の洋服屋さん」のような感じの店が並んでいた。

「これいくらですか?」
「350バーツ」
「これは?」
「200バーツ」
「ならこれも安くなるはず(謎理論)」
「200はノー。250ならいいよ(謎回答)」

数回の交渉を経て、出処不明のTシャツを250バーツで購入。クオリティそのものは高いので納得した。
その直後、「カモが来た!」とでも思ったのか、隣の店のベンガル系GUYが「モットヤスイ!」と日本語で言いながら近づいてきた。大抵の場合、日本語で話しかけられたら警戒信号である。案の定、彼の持っていたシャツを僕のバッグに捩じ込もうとしてきた。
「おいまてや値段言ってないだろ!」こっちも日本語で返す。あと趣味じゃないそのシャツと言っていい感じの(これまた出処不明の)シャツを選んで、サイズも引っ張り出してもらい、これにすると言ったらまた袋に捩じ込もうとする。ここはインドじゃないゾ。

「だから値段言ってないだろ」
「250」
「さっきの店と同じじゃないか。200バーツは?」
「200はノー。220」
なぜ200はノーなのか。取り決めでもあるのか。態度は気に入らないが、安くはなったので購入。

バトル(?)を終え、腹ごしらえをしようと館内を出歩いたが、良いレストランが立ち並んでおり私向きではない。一時期は安めのフードコートもあったようだが、アホほど広いので見つけられなかっただけかもしれない。ただ、スタバもあったし、全フロア冷房空間だったため、休憩におすすめです、MBKセンター


速そうな寿司屋

せっかくなら屋台料理にしようということで、有名な夜市「パッポンマーケット」へ向かうことに。付近は日本人街もあるそうだし、それらも覗くことにした。現地まではBTSで数駅。東南アジアでは比較的歴史のある都市鉄道で、本数も多くて便利である。


BTSの車両。たぶん新型車両。

「うーん、思った以上に日本だなぁ。」

見渡せば日系チェーン店。見上げると日本人向けスナック。振り返ると日本円の両替店。海外によくある「勘違いJAPAN」ではなく日本そのものである。自分のような捻くれ者はともかく、現地駐在や長期滞在の日本人にとっては貴重なオアシスだろう。

あと街中の至る所にあるこういうお店、何を隠そう「大麻バー」である。 タイでは大麻が合法化され、このように堂々と大麻を楽しめる店がある。 絶対に面倒なことになるので入店はしなかった。

パッポンナイトマーケット。時間的に始まったばかりだったが、すでに狭い通路を挟んで偽物ブランド品がごまんと並んでいた。本当に五万点あるかもしれないほど。高級ボールペンもあり、こんなものまで偽物があるのかと感心する。ジェットストリームで十分なので値段も聞かずスルー。

少し進んだ先にテーブルが並び、食事系の屋台のエリアになった。前評判よりも少なく感じたが、やはり最盛期よりは小規模になったようだ。ファッキン蒸し暑く、蒸しイジョドクになっていたのでミックスベリーのスムージーを希求した。

いい感じに冷えたので、主食に。タイ風焼きそばの「パッタイ」を注文。150バーツ、650円ほどということで、思ったより高いなぁという印象。観光地プライスだったようで、この翌日に物価の差を体感するのであった。なおパッタイはアホほど美味しかった模様。美味しいのでぼったくりではない。

腹八分目にしておけばいいのにもう一品を希求した。日本でも有名なタイ料理といえばガパオである。一皿100バーツ。「スパイシー?」と訊かれたので「リトルプリーズ」と返答。 程なくして現れたのがこちら。大変美味だったが、おそらく「リトル」の概念が違ったようだ。

食べている間にさまざまな方向から客引きがくる。妖艶な女性の写真と共に「ピンポン?ピンポン?」と言われる。ストリップショーか何かか?でも家族連れにも声をかけていたので違うのか、もしくは全く気にしていないかのどちらかである。
腹は無事に十分目となり、やっちゃったなぁと思いながらパッポンを後にする。Google mapによるとバスならホテルの最寄りまで乗り換えなしだと云う。完全に裏通りで、ダンスに興じるババアの集団の真ん中をビビりながら通過し、バス停へ。

目当てのバスがいつ来るかなどはモニターで表示されていた。が、あいにくタイ語なのでわからない。幸い系統番号は「50」と表示されていたし、地図に対する東西南北の感覚もまだ生きていたためにわかに不安を抱きながらも待つことができた。

15分ほど待ったところ、無事に到着。行き先がアルファベットが書いてあったので安心しつつ恐る恐る乗車。バスの車掌に10バーツ渡して2バーツ返ってきた。定価で安心。 車内はだいぶレトロな感じで、床も板張り、冷房はない。走行中は全開の窓から風が入り悪くないが、直後にバンコクの渋滞を思い知る。

30分ほどの乗車でホテルに到着。目の前にセブンイレブンがあり、飲み物と洗顔フォームを購入。インドネシア買ってよかったブランドが置いてあり助かる。よく泡立つので髭剃りにも使えておすすめ。


そして投宿。流石に疲労困憊なので即就寝。14階で雑踏も聞こえず快適だった。

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