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バツイチ新米北国農家が冬仕事で得たモノ【嫁編①】

こんにちは。
北海道上川郡にて農業家をしてますfarm_310です。

非農家出身の私が、農業界に入ってからのドタバタを、ユルくお話させて頂いているのですが、、
お話の前にザックリと私の半生を語りますと・・

・生まれ~高校まで北海道旭川市で過ごし、ロックバンドに憧れを抱く。

・大学進学を建前にバンドデビューを目指し上京。

・夢破れ、縁のあった東京の楽器店(ギターやベースなど)にて勤務。

・十数年勤務した後、農業に興味を抱き、退職。

・生まれた旭川市近郊の上川郡某所で農業研修開始~独立し現在に至る

とまぁこんな感じです。

半生をざっと書いてみましたが、
当時40才手前、バツイチ独身男を、新規就農研修生として、町がよく受け入れてくれたものだなと。。
場所によっては、独身者は受け入れない町村もあるというのに。
今いる町には感謝しかないです。。

そんな私も今では、ヨメさんを見つけ、2人で農作業をし、生計をたてるまでになりました。

昨今、農家の嫁不足問題など騒がれておりますが、私がどのように再婚に至ったのかを、今回はお話させて頂きます。


私とヨメの出会いは、農業研修2年目の冬に行っていたアルバイト先でした。
北国の農家は、農閑期にあたる冬、別に働いたり、何やかんかしております。

冬の働き口として定番なトコロと言えば

・除雪作業員
・スキー場係員

など、冬季限定で勤められる職種です。

私も農業研修1年目の冬は除雪の仕事をしていましたが、2年目は都合により辞退、別の仕事をすることに。
それは、、
確定申告の受付サポートのアルバイトです。

人づての紹介だったのですが、
私も独立後、確定申告をする身。
どんなものなのか、勉強がてら働いてみることにしました。

季節労働に来る人といえば、大抵は同業種の男性だと思うんですが、、
ここの職場は9割以上が女性といった環境です。
なので、最初は何となく居心地の悪さが
ありました。
というのも、

「働き盛りの中年が、
何故こんなトコロで働いてるの?」

というような、女性からしてみれば、
経済力のないダメ男として映っている気がしていたからなんです。。
まぁ、今思えば、ほぼほぼ被害妄想なわけですが、、
ただ、働きはじめは

「得体の知れない男」

というような接しられ方をされていましたね。。

確かに当時、バツイチ独身40才の私ですから、世間一般的から見れば、少し外れたトコロがあるのは多少自覚してましたが。。

しかし、徐々に慣れてくると、職場にて会話の1つや2つは交わすもので、、
遂に私も農業研修生だとカミングアウトする時が。
そうなると、女性陣も
「夢があっていいですね~」
「何を栽培してるんですか~」
など、手のひらを返したように、接し方が変わって来ました。
夏場、女性と接する機会が無い私からしてみれば、、

「モテ期が来た」

など、勝手に息巻いていましたが、それは間違っておりました。。

女性陣の態度が変わったのは、
夏場の働き口の1つとして、私を見ていたからなんです。
要は

「高時給で雇って」

ってコトですね。。

事務系の職場なものですから、農業のような陽にあたる仕事は毛嫌いされるかと思っていました。
しかし、意外にも夏場に農作業関連のパートに行っている方々が多く、私も独り身なので、独立後のパートさんは大歓迎。
仕事の休み時間は、仲良くなった皆さんに、勧誘営業と時給交渉をかけまくるようになります。
ちなみに、女性陣はほぼ既婚者なのですが、その輪の中に、たまたま居たのが、未婚のヨメだったわけなんですね。


その後、ヨメとお付き合いをスタートするわけですが、結婚までのお話はまた次回に。

尚、ここで出会った方のうち、何名かはホントにパートで来て頂くようになりました。
何処でどう人と繋がるかは分からないですよね。
こういった出会いを大切にしていきたいものです。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。
それではまた。





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