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心眼



昨日、前職時代の先輩と

旭川で飲んだ。


50オーバーのおじさんだが

見た目はヤンキー

肩幅は糸井

ゴルフのベストは60台

みたいな人。




反社会勢力と繋がってさえいそうな風貌のその人と

前職で出会っていなかったなら、関わりを持とうとすらしなかったと思う。





ちなみにあだ名は「カシラ」


わたしが前の会社に24歳で転職して早々

隣の席のカシラに

「朝来たらゴミ箱は空じゃねーとダメなんだよ」

と教えられ


1週間たった頃には

「おまえ『知ったか』するところあるよな?」

「それ、あとあと苦しむからすんなよ」

と諭された。


それ以来、10年超の付き合いになるが

カシラから「わたしの根っこの部分」に対して注意を受けたのは

そのときだけだった気がする。


カシラは「心眼」を持っていて

人のことを見抜く力がある。


「あいつは、裏があるから気をつけろよ」

「その話、なんかきな臭くねえか?」


そういうことを

多くの時間を共有していなくても

スパンスパンと見抜いていく。




わたしが仕事や人間関係で悩んでいたときにも

「おまえの言ってることはわかるけど、ここで諦めたら、なんかおまえの運気が下がる気がするんだよなー」

と、本気で考えてくれた上で

なんの根拠もない一言だけを残して帰っていった。



わたしはおそらくカシラの影響もあってか

「感性で物事を見る」という感覚を

最近、少しずつ身につけている。

と自負している。



カシラと会うのは、年に1回くらいのペースだけど

カシラがわたしに与える影響はとても大きく

本当に知り合えてよかったと思う。


そして、わたしも知り合えた誰かの

そんな一人になりたいし

ならなければいけないと思う。



もちろんカシラのような豪快さや

反社風味な力強さはわたしにはないけど



わたしらしく

カシラのように曇りのないストレート勝負で

出会った人たちと正面から向き合っていきたいな。


そんなことを思った

旭川飲みの翌朝の

スタバ時間でした♡

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