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#207_問題文の中にあるノイズ

先日街を歩いていたら、普段はそんなに混んでもいない店に、開店前から長蛇の列が。よくよく見ると、どうもコラボ物の発売日だったようです。

それでふと、一緒に歩いていた人と考えた算数の問題がこちら。

ある店で買い物をするには、1回につき1人入店でき、商品を選択して会計を済ませるまで1人当たり1分かかる。今、開店時から1時間が経過した時点までの間、店外の行列は常に20人から25人までの間の人数が観察された。この場合において、1人1個までという購入制限があるとしたら、当該1時間の間に商品は何個売れたか。

…けっこうそれらしいですよね。しかし、よくよく考えると、ん?と感じることがあると思います。

答えはお楽しみということで、あえて書きませんが、結局私たちは、生きている間にいろいろな試験を受けてきて、それなりに大変な思いをしてきたとはいえ、その試験は、とてもユーザーフレンドリーにできているということだと思います。

ただ、現実の問題はそういうふうにはできていません(誰かに解いてもらうために存在するわけではないので)。問題文からして自分で作る必要があります。そのためには、与えられたものを鵜呑みにするのではなくて、きちんとノイズを見極めることも大事かと。そうすると、意外なほどに簡単である(時には、問題自体解消する)こともあるのだと思います。

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