中国最新温泉リゾートTop10

冬こそ行きたい場所と言えば、温泉が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
日本の温泉は世界中に知られていますが、中国の名泉も少なくないようです。

中国ブランドサイトCNPPで2021中国十大温泉リゾートの投票が行われ、現時点のトップ10は南京の湯山温泉、御水温泉、珠海の海泉湾、碧水湾温泉、日月谷温泉、天沐温泉、重慶の融匯温泉、福州の渓山温泉、雲南の騰冲火山熱海温泉、宜春の明月山維景温泉がランクインしました。

ここでは、そのうちの3つの温泉リゾートを紹介します。

■南京の湯山温泉

六朝の古都南京の温泉といえば「湯山温泉」です。
湯山温泉の歴史は古く、1500年以上の歴史があります。かつて南朝蕭梁時代に御用温泉に封じられたことがあります。また1918年に孫文の「建国方略」で湯山温泉が「美善之地」と賞賛もされました。

湯山温泉日の出水量は5千トン、平年の水温は60-65度で、30種類以上のミネラルと微量元素を含み、微量のストロンチウム、水素を含む高熱泉は、皮膚病、関節炎の多種の慢性疾患に対して治療効果がある。
湯山温泉は中国四大温泉療養区のトップに位置し、中国で唯一ヨーロッパ、日本の温泉水質国際ダブル認証を獲得した温泉であり、“千年聖湯、養生天国”と呼ばれている。

★湯山温泉の入浴料：
湯山一号温泉：118元（約2124円）～/人
頤尚温泉：165元（約2,970円）/人
聖泉温泉：88元（約1584円～）/人

営業時間：月～金10：00～22：00
　　　　　土～日09：00～22：00

住所：江蘇省南京市江寧区湯山街道

■重慶の融匯温泉

融匯温泉水資源は地下1800メートル以上の深さの岩層から採取し、日出水量は約5000トン、出水温度は54°Cであり、硫酸カルシウムマグネシウム泉質に属し、皮膚、神経系及び運動系などの疾病に対して高い補助治療効果があります。

重慶人は火鍋が好きで、なんと自分まで“しゃぶしゃぶ”しているようです！ここに抖音（中国のTIKTOK）で大ブレイクした「赤鍋」があり、この直径6.7メートルの円形池は4当分に仕切られ、“火鍋”に改造されています。“スープのだし”は漢方薬の生薬で赤く作られ、沸騰している巨大麻辣鍋のようです。プール周辺には塩瓶、つけ皿、スパム缶、ビール瓶などの巨大な装置が陳列されており、水には唐辛子やネギなどの道具が浮いており、まるで巨人の世界にある火鍋店のようです。

入館料：165元（約2,970円）～/一人当たり
営業時間：日～木10:00～24:00
金～土（休日）24時間（入場時間23時）
住所：重慶沙坪壩匯泉路6号

■雲南の騰冲火山熱海温泉

雲南騰沖は世界で珍しい、最も典型的な火山地熱併存エリアである。周囲は1000平方キロメートルで、99個の火山、88カ所の温泉があるそうです。騰沖の温泉は数が多いだけでなく、種類が豊富で、国内では珍しく、高温温泉、熱泉、温泉、天然蒸気、噴泉、巨大温泉、低温炭酸泉、毒ガス泉などがあるそうです。

熱海温泉といえば、日本の静岡県の温泉地を思い浮かべる人が多いようです。しかし国内の雲南省騰沖地区にも、熱海という温泉があります。その中で最も有名なのは“熱海大鍋”で、一年中超高温の青い沸騰した水を冒して、池から蒸気が湧き出て、音もしています。

入場料：50元（約900円）/人
入浴料：288元（約5,184円）/1人（成人）
営業時間：　冬季8：00～20：00
夏季8：00～21：00

★ちなみに、ランキングには入っていませんが、一度は行ってみたい中国の絶景温泉もありますので、ここで紹介します。

■吉林の長白山温泉

長白山聚龍温泉群は長白山北観光地に位置し、長白滝の北900メートルのところにあり、露出面積は約1000平方メートル、１日の温泉涌出量は6500トンに達し、涌出口は百個に達し、60℃以上の温泉は47か所あり、水温は最高82.3℃に達しているそうです。

水素、カルシウム、マグネシウムなどの物質を豊富に含み、メタケイ酸、フッ素、溶解性総固体などの指標含有量は国家“医療熱鉱水水質標準”に達し、重炭酸ナトリウム型医療熱ミネラルウォーターに属し、皮膚病、関節炎及びリウマチなどに対して著しい治療効果があるそうです。

火山、森林、雪などの絶景に囲まれ温泉を体験できます。標高の高い原始林に身を置き、天然酸素バーで簡単に呼吸し、温泉水に浸漬し、自然に溶け込んでいるようです。

入浴料：150元（約2,700円）～/一人当たり
営業時間：08：00～22：00
住所：吉林省白山市扶松県仙人橋鎮温泉村

■河北唐山の月坨島温泉

月坨島は地勢が広く、風力とソーラー発電を利用している島で、ビーチの砂も質がよく、海が浅くて波も小さいので、ビーチ遊びや、休日に最適な場所です。

月坨島は、中国で最も美しい8つの島の一つにも選ばれており、空から見下ろすと、まるで新月のように、島には低木が生い茂り、野の花が広がっています。その独特な点は、中国唯一の天然海上温泉を持っていることです。

海岸には大小45カ所の温泉があり、人に浸かることができるそうです。最も高いところの温泉池は、数キロ離れた海の景色まではっきりと見えますが、最下層の半開放式温泉池は、海と近距離で接することができるそうです。海の上の小屋は国内独自で建てられたもので、桟橋を通って岸につながっています。温泉はすべての部屋に直通しているので、とても便利です。

入場料：110元（約1,980円）/人
海景温泉入浴料：65元（約1,170円）/人
営業時間：08：30～17：00
住所：河北省唐山市楽亭県西南渤海湾
http://www.yuetuodao.com/display.asp?id=14　

■四川の海螺溝温泉

海螺溝温泉は四川省貢ガ雪峰の麓にある海螺溝氷河公園内の2番キャンプ場と1番キャンプ場と溝口の間のクンガ神湯に位置しています。
大量の源泉が地下から噴出し、その温度は90度に達しているそうです。お茶とゆで卵を入れるのに十分そうです。
日流量8900トンの源泉が崖に沿って下り，幅8メートル，高さ10メートルの滝を形成しています。

四川海螺溝の温泉は原始的な天然温泉で、また温泉の霧が漂っていて定まらなく、山々が見え隠れして仙境のようであります。雪の中で、裸足で露天温泉に入るには、やはり勇気が必要ですね。

入浴料：148元（約2,664円）/一人当たり
営業時間：07：30～23：00
住所：四川省甘孜州瀘定県磨西鎮海螺溝2号キャンプ

■広東清元の奇洞温泉

溶洞温泉は中国の温泉界ではあまり見られませんが、英徳の奇洞温泉はその一つです。ここの建築スタイルは東南アジアと客家の民家の特色を合わせて、石英溶洞、田園風景、温泉池、リゾート別荘を完璧に融和しています。

温泉エリアの溶洞は広々としていて、鍾乳石、石筍の形は様々です。溶洞温泉以外に、望夫泉、陰陽泉、漢方薬谷、滝泉など、独特な露天風呂もあります。メタケイ酸、重炭酸塩、硫酸塩などの多種の人体に有益なミネラルと微量元素が豊富に含まれているそうです。

入浴料：158元（約2,844円）/一人当たり
営業時間：24時間
住所：広東省英徳市望峪鎮李屋村

★ランクインしたほかの温泉リゾートにご興味がある場合、以下のHPをご確認ください。

・湯山温泉リゾートHP
http://www.tsdjq.com/　
・御水温泉リゾートHP
http://www.spawor.com/　　
・海泉湾リゾートHP
http://www.osrzh.com/
・碧水湾温泉リゾートHP
http://www.bishuiwan.com/　
・日月谷温泉リゾートHP
http://www.riyuegu.com/wenquan.aspx
・天沐温泉リゾートHP
http://www.tianmu.net/　　
・融匯温泉リゾートHP
http://www.cnrhwq.com/　
・渓山温泉リゾートHP
http://www.xishanresort.com
・騰冲火山熱海温泉の紹介サイト
https://www.maigoo.com/brand/29897.html　
・宜春の明月山維景温泉のHP
http://www.metroparkmy.com/about/about.html　

※時期によって、各温泉施設の営業時間と料金は異なっている場合がありますので、ご了承ください。

参考ソース：

http://nj.bendibao.com/xiuxian/20201016/95681.shtm　http://www.tsdjq.com/tsdjq-front/tsdjq/index/toIndex
http://nj.bendibao.com/tour/2016121/64023.shtm　
http://www.360doc.com/content/17/1130/00/42891739_708473007.shtml　
https://www.maigoo.com/maigoo/734zhuang_index.html