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航空科がある高校への航空留学という選択肢

FSOパイロット留学アカデミーの説明会ではいくつかのアメリカの航空留学の方法をお話ししてきました。

国内の高校卒業してアメリカの大学へ留学する方法

国内の大学卒業してアメリカの大学へ留学する方法

国内の大学卒業してアメリカの大学院へ留学する方法

今回はもう一つの選択肢となる国内の中学を卒業して航空科がある高校への留学のお話をします。

AOPA STEM Symposium

AOPA STEM Symposium 2019という回でも紹介しましたが、アメリカではSTEM教育の一つとして航空人材育成を高校から実践しています。

昨年参加したので今年のSTEMシンポジュームの招待状が先日送られてきました。今年は想定どおりオンラインでの開催となります。

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上の写真にはサイトのリンクを貼っています

昨年のイベントのニュース動画もご紹介します。実は玉那覇が映り込んでました(笑)とあえて映り込んでいる証拠写真を取り上げました(笑)

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AOPAという世界一大きなパイロット組織が主体となって航空局・航空会社・軍・企業が一体となって全米の高校生に対して航空人材を育成していこうという壮大なプロジェクトです。

なので参加者のほとんどが高校の先生です。中にはパイロット資格を持っている先生もいれば、教官資格を持っている先生もいました。しかしほとんどは一般の教科の先生達でした。

イベント内のBreakout Sessionsでは驚くことに、高校からでは遅いのではという視点で、幼稚園、小学校や中学校でのSTEM教育の事例紹介もありました。

航空の裾野を広げる活動。それを支援するレベルが国や軍です。そこにスポンサーとなる企業。

羨ましいかぎりです。

玉那覇が昨年参加した理由というのは、小さい企業ではありますが、FSOという場所で地元の子供達から航空を親しんでもらいたいという起業理由があります。そのためのヒントを得るために参加しました。

実際にSTEM教育を採用しているカリフォルニアのコロナ高校へも訪問して視察してきました。

AOPA STEMシンポジュームとコロナ高校の視察の様子を1分半程度の動画にしてましたのでここで紹介します。

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STEMカリキュラムが選択科目として準備している高校

訪問したコロナ高校がこのパターンでした。

すぐ近くにはコロナ空港があり、担当しているクリス先生も教官資格を持つパイロット。休みの日には子供達を連れてフライトを楽しむ。これは学校のカリキュラムではない課外授業。

子供達も学校の教室で座学とシミュレーターで勉強して、週末には実践で楽しむ。理想的だと思いました。

課外授業としてSTEMを提供している企業

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2日間で世界一周というミッションをする by Redbird Simulators

動画がから見える子供達の真剣な眼差しと成し遂げた後の喜びの顔。何も飛行機実機を飛ばすことだけではなくSTEM教育、そして航空人材の育成は十分可能なのです。

免許取得がカリキュラムに入っている高校

全米には多くの学校がその体制を整えています。学校近隣のフライトスクールと提携して実施しているのです。

STEM教育の考え方とカリキュラムを採用して、実際に授業としてフライトトレーニングがある高校って理想的だと思います。

玉那覇が航空留学中に毎日スクールにきていたDavid君を思い出します。彼は高校が終わると毎日スクールに来て飛行機を洗うアルバイトをしていました。週末はその貯めたお金で訓練を受けていました。16歳の誕生日にスクールに所属している何種類もの小型機を次々ソロで飛んでいました。17歳の誕生日には自家用操縦士を取得していました。18歳の誕生日には事業用操縦士、翌日には教官資格を取得していました。その様子は地元の方々が見ていたので、教官資格を取得した翌日からは訓練生がたくさんいました。

そんなことができるのがアメリカの航空です。

高校からアメリカでパイロットを目指す!こういう選択肢もありだと思います。



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