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絵カードについて。

今日は絵カードについてのお話を。

絵カードは取り入れやすく、多くの方が使用しているかと思います。
では、なぜ絵カードを使うのか?

AAC(拡大・代替コミュニケーション)と呼ばれる、コミュニケーションが上手く取れない方に対して、様々な手段を活用してコミュニケーションを取りやすくするアプローチです。

大きく分けると、身体障がいに対するAACと、発達障がいに対するAACに分けて考えられます。

道具を使う手段としては、文字盤やサイン、写真、絵、音声表出機器等があります。

言葉が出る方に対しては、より円滑に意志疎通を図るための拡大コミュニケーション。
言葉が出ない方に対しては意志疎通を図るための代替コミュニケーション。


絵カードを使う理由は?

耳から入る情報よりも、目から入る情報を処理することが得意な子がいます。
聴覚優位視覚優位という言葉をどこかで聞いたことはあるかと思います。絵カードは、視覚優位の方に対して使用する事が多いです。
絵カードを使い、耳からだけでなく、目からも情報を伝えていくことで、伝達意図を理解しやすくしたり、見通しを立てやすくそたり、状況把握の補助をしていきます。
また、言葉で気持ちを伝えることが苦手な子が、絵カードを使って気持ちを伝える手段にもなります。
状況把握が出来るようになったり、気持ちを伝えられることによって、不安感を和らげる事にも繋がります。

最近は自分の意志を伝えるツールとして、PECSというものが注目されているようです。
私も今年中にPECSの講義を受ける予定です。

目の前にいる子達が、何を考えているのか、どんな想いを秘めているのか、わかる日が来るといいなぁ。と思いつつ、絵カードを使う鷹の眼でした( ´ ꒳ ` )

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