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[オランダ生活] inburgering examen について

6月ですがもう夏と言っていいですね?オランダからさやです。

今日はinburgering examenについてお話ししようと思います。
インブルゲリングイクザーメン、カタカナにすべきでないですね(笑)、要は市民化テストです。これは非ヨーロッパ圏から移民としてオランダに住む人に課せられるテストです。
絶対合格しないとダメなやつです。
私のnoteではこのテストに付いて、浅く広く触れていきたいと思います。(私の経験談じゃあまり参考にならなそう+自分自身も全然リサーチせずに受けた身-しかももう約5年前なのでw)

✏️テストの内容

Kennis Nederlandse Maatschappij (オランダ文化/生活への知識)
Leesvaardigheid (リーディング)
Luistervaardigheid (リスニング)
Schrijfvaardigheid (ライティング)
Spreekvaardigheid (スピーキング)

基本はこの5つです
私は2017年の10月末にオランダに来て、12月初旬に出産しました。
テストを受けたのは2018年なので、今は(2023年)また違うかも知れませんのでご了承ください。テストって年々変わっていくものだし、難しくなったり免除されることがあったりと、私も全てを完了するまでには時間が掛かりました。

日本人はテストの他に「アクティビティ」として課外授業(バスの乗り方とか切符の買い方とかそういうの)を受ける必要がありませんでした。2010年ごろは多分参加しないとダメだったと聞きました。
あとは現在は市民化テストはこの一本にしぼられているようですが、以前はNT2のテスト(こちらは市民化テストというよりはオランダ語検定)の合格を持っていれば免除...、もっともっと20年以上前に遡れば、こんなテストも蘭語検定も要らなかったという時代もあったそうです。
なので、自分よりも前にオランダに来た人(先輩)に聞いても、知らないと言われることもありますので、お気をつけを。

🎒学校に行く

1番手取り早いのは自分でテストを受ける手続きをしてテスト合格するのが早いです。(私はそのパターン)
学校に通うという選択肢もあります。私は通っていない(通う気もなかった)ので、調べもしてないので知識が浅いのですが、近くの学校(市民化クラスがある)に通って勉強をするそうです。自分と同じ移民が集まるので、友達もできるでしょうし、オランダの言葉も知識と同時に習えるのでいいですね。あとは各市町村によって違うみたいですが、学費のサポートがあるようです。

⌛️合格までの期限

おっそろしいのが、この市民化テストには合格まで期限というものが存在します。移民したその時からそのカウントダウンは始まっているのです。
私は2017年10月末にきたので2020年の10月が期限でした。
3年です
今はコロナの影響もあって少し延びているかもしれません

3年のうちに全てのテスト合格する必要があります。5つテストを順々に受けていくのもよし、まとめて受けるもよし、どんな受け方、何からどう受けるかも自分で決めれます。
当時は期限以内に合格できなければ1000ユーロほどの
罰金を払って、期限を延長するという方法もありました。

💰受験料

受験料は1教科50ユーロ(高い!)
なので5教科で250ユーロ飛んでいきます。
私は切迫詰まり系だったので....(2018年の3月には仕事に復帰していて、乳幼児もいるしで勉強時間がない、テスト受けてる時間もない!お金もかけたくない!)もう1発合格を狙って、狙ってるくせに大して勉強せず(ここもあとで触れますね)
t6月くらいに予約をした覚えがあります。
6月に予約入れようと思って最短が3ヶ月後の9月でした。

受験料は予約をした時にネットで払います。(さようなら、私の250ユーロ)
払ったからには3ヶ月後のテスト、何が何でも受かってやるわ!って思ってました

これはテストを受けて2ヶ月後くらいに郵送されて来た結果のお知らせ

📖勉強方法

私はひたすらに公式ホームページにある過去問きました。ひたすらにと言っても、仕事と赤児のお世話で大した時間も取れず、3ヶ月でひと通りやったという感じです。
あとは住んでいる街が移民用にオランダ語講座と毎週木曜日の朝8時から3時間という謎にスパルタなコースに臨月(10月末から11月末まで)通いました。
あとは日本から持って来たオランダ語のテキストブックを読んだり、問題解いたりをしてました。

テストの感覚は過去問で掴めます。私の率直な感想は、日本人の「テスト慣れ」でどうにかこなせると思いました。
オランダに来ようとしてる日本人で日本語一本で来た人はいないと思うんです。得意不得意はあっても英語は多分勉強してきたはずです。
TOEICやTOEFL、IELTSなんかも4択問題が多くて、消去法でいく感じ。最後の2個が難しい...的な。

文法もオランダ語を勉強した人ならだんだん引っ掛けポイントがわかってくると思うんです。 wantの後の主語動詞の位置と、omdatの主語と動詞の位置。主語によって変わる動詞の変化(オランダ語関係ない人はわからん例文ですみません🙇)
傾向を掴んで受ける!これに限ります!あとは感でもイケる気がします

💪ONA

謎科目、ONAです
(オランダの労働市場へのオリエンテーション)
これはオランダで仕事に就くための練習的な要素を含んだ科目です
自己分析と履歴書みたいのを提出して、面接を受ける(おそらく模擬の職業面接的なやつ)というものです。
よくわかってません。すみません。

私が移民した時2017の時は全員受けなくてはいけませんでした。(ただ免除される条件を現在検討中とありました)
当時、その面接に行く時間すらないからとこれを後回しにしていたのですが、2019に仕事のベースが日本からオランダに異動が決定した際に
改めて免除内容を確認したら、オランダでお給料をもらい税金を1年納めたという記録があれば免除されると知り、免除される時で待って、全ての市民化テストを終了しました。

🏫おすすめはオランダ語学校?

私は仕事(それに伴う通勤時間(片道10時間超)と時差)そして育児で時間がほとんどありませんでした。
それでも移民後1年以内にはテストに受かりたい(嫌なものは後回しにしたくないタイプ)、なので強行突破的のテストに挑み、奇跡的に1発で合格しましたが(お金も時間かけたくない切羽詰まり系、執念結果とも言う)、もし時間に余裕があるのならば、語学学校に通うのをおすすめします。
(なぜかと言うのはまた別の機会にお伝えしますね、長くなるからw)
簡単に言えばきちんとテストに必要な情報、知識、オランダ語を学ぶにしても遠回りを避けるため。プロに習うというのはそのお金の分、効率よく学べるということです。しかも
この「お金」を国とか町が免除/補助してくれるというのだから使わない手はないと思います

🇳🇱市民化テストの意味

このテストの意味ってなんだろう、と思っていましたが、というのも国民の8割は英語が話せるし、大きな都市に行けば、下手なオランダ語で話したら英語で返事が返ってきます。
要はこの国にいて英語が喋れれば困ることはほぼないのです。
でも「覚悟」です。やっぱりこの国の言語はオランダ語だし、オランダで外国人扱いをされたくない場面も多くあるのです。私たちだって日本に長く住む外国人がいつまでも英語と母国語だけでやり抜こうとして来たら、きっと受け入れてあげる度量が変わると思うのです。
下手でもなんでも必要最低限はその国の言語を話す、話そうとする姿勢が必要なのです。
私も受けた時は今の1/10にも満たないほどのレベルで、むしろよく受かったな、という感じですw
オランダ語自体はできるできない、置いておいて
家で仕事でオランダ語が不要だったとしても、受けて、受かって覚悟を見せつける!それに限ります。
英検1級だって、TOEIC800点超でも英語喋れない人たちはたくさんいますよね。それと同じと割り切って、とりあえずテストやっちゃいましょう。
喋れるようになるのはまたきっと別の話。
それについても別の機会にお話しします

それではまた、Doei!

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