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[韓国企業] ベンチャーで働くメリット・デメリット

ベンチャー企業で働き出して早4年目を迎えました。
そこで、最近の弊社の色々を紹介しようと思います。

noteを始めた頃に紹介した記事もあります。

うちの会社はホワイト企業すぎる…と思うことがしばしばあるのですが、韓国+ホワイト企業+ベンチャー企業の特徴を挙げてみました。
何事にも向き不向きがあるようにベンチャー企業にも向いてる人・あまり向いていない人がいると思います。
私が考えるそれぞれのメリット・デメリットも一緒に少し紹介してみます。

有給のハードルが低い

有給であろうと病欠であろうと「休み」に対するハードルが低いです。
有給を取る許可なんて誰に対しても一切入りません。

つまり逆に言うと「あ、この仕事の話、明日すればいいか〜」と思っていても次の日に相手が出勤しない可能性があるので注意しないといけません。
気づいた時・話したい時にはメッセンジャーで内容を残しておく+期限に余裕を持って仕事をしないと間に合わないことがあります。

上司部下の概念がない

代表はもちろんいますが、うちの会社には役職というものがありません。
新しく入った人でも長年働いている人でもみ〜〜〜んな社員です。
PMなどの概念なく働いているのがうちの会社の特徴です。
そのため(なのか元々みんなが単純にいい人なのか)偉そうにしている꼰대(説教くさい人)は全くもっていませんし、知識の差はあれど皆が任された仕事の責任者であることは間違いないので、基本的には自分で考えて仕事を進めていくしかありません。

そのため、自分のやり方が正しいかどうか、最適解かどうかは分からないままのこともあります。「指示」や「マニュアル」が向いている人にはあまり向いていないかも。
私はどちらかというと知らないことを自分で調べたり探求したりすることの方が向いているので、今の仕事の仕方が合っている気がします。

削れる仕事はどんどん削る

機械がかわりにできることは自動化
自分の勤務時間をお金で計算した時に外部の方がいい時は委託化

自分が仕事をする時に効率を考えて仕事をするようになりました。開発者にシステムを開発してもらった方が自分の仕事の効率が上がるのであればどんどんシステム開発を依頼をする。
今問題になっている「AIやロボットが人間の仕事を云々…」という問題とはある意味反対かもしれません。
自分の勤務時間の中で生み出せる生産性とお金を考えて自分以外の誰かに依頼した方が早いし安いのであれば、外部に依頼する(お金で解決する)のを躊躇わないというのがこの会社で身についた習慣です。

この会社で働いているとAIを利用することが多々あるのですが、利用しているからこそAIもまだまだ甘いと感じることが多いです。すごく助かる時もあるけど。私の方がAIよりもいい仕事してるとまだ思っている。(笑)

残業がない・出勤時間が自由

びっくりするほど残業がない弊社。8時間勤務なので、各自が出勤した時間から大体9時間後(休憩1時間)に帰っていきます。

出勤時間がバラバラなので、変な時間に仕事を頼まれてしまうこともあり、少しでも頼まれた仕事をやっていて退勤時間をオーバーしちゃうと「残業させちゃってごめんなさい…」と謝られたり。
別に自分がここまで終わらせたい!と思ってやって帰るだけなので全然問題ないんですけど、会社のポリシーで私生活を1番に!という尊重があるからこそ社員みんなが少しでもお互いを配慮しようという気持ちがあるように思います。

ただ、出勤時間がバラバラなので、自分の退勤時間基準に仕事を進めていると相手に変に残業をさせちゃったりするので仕事を依頼する時に気を遣ったりすることが多いです。

1週間後はおろか、明日自分が何をするのか分からない

ここがいちばんストレスに感じる人とそうでない人がいると思うのですが、自分が明日何をして過ごすのか分からないことが多々あります。

急に「あ、今週末出張行くよ!」となることもあり、その度に最小限の荷物を持って空港に向こうことも。
今の業界は、繁忙期があるわけでもなく、閑散期があるわけでもなく、1年間を通して忙しさの波が上下することはないのですが、明日の自分の予定も見えていないのが私にとっては楽しいです。
ただ友だちとの予定がリスケになることもしばしばあり、その度に申し訳ないので、出来るだけ先の予定は回答しないようにしてます。
またMBTIがJの人からするとストレスに感じるそうです。(同僚談)

やってみてダメなら考えよう

これは韓国企業あるあるなのか分かりませんが、何か新しいプロジェクトを始める時に不安要素があったとしてもとりあえず1回やってみるということ。やってダメならその時に対策を考えよう!とする文化が最初はめちゃくちゃ不安でした。

日本人である私からしたら失敗を恐れて、事前に色々と準備をして臨むことが当たり前だったのですが、この会社に入って、どうなっても最終的には解決策が必ずあるという信念の元、少し危険な賭けでもやってみます。

日本で何かしらのサービスをリリースする時

ここにバグが見つかりました…明日リリース予定ですけどどうします?
リリース時間をN時間だけ延ばして完璧な状態でリリースしよう!

と考えるとするならば

まぁ〜この部分ちょっと微妙やけどこれで一旦リリースしちゃお!
クレーム来たらそこは直していくってことで!

という感じ。笑

韓国人がパリパリ文化(早く早く!せっかちな文化)なら日本人はミリミリ文化(もしものために、事前に、一応準備する文化)と言われる国民性ですよね。笑

私がこの会社4年目で学んだことは、
「日本だったら遅れてもいいから100%を、でもここでは80%でいいから1日でも早く」なんだということ。

いいのか悪いのか分かりませんが、この文化に適応しちゃったので性格も入社した時よりもだんだん変わった気がします。「やる前から不安にならずにやってダメなら考えよう!」が、口癖になっています。

*****

もちろん全てのベンチャー企業がこうではないと思うので、あくまで一例ですが、参考にしていただけたら🙂
私はマニュアルに沿った仕事が全くできない人間なので、社会人一発目の仕事はすごくしんどかったです。(分厚〜いマニュアル書類読みながら自分が思った仕事ができないのがめっちゃストレスでしたㅠ_ㅠ)
同じ悩みで悩んでいる人がいたらこういう社風だと働きやすいのかもしれないよ〜ということを伝えたいです!


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