安全靴や催涙スプレーで武装する

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体格差のある相手だと、いざ加害を受けても立ち向かうには不安があります。
万が一犯人が逆上して危険な目に遭った場合に備えて、安全靴催涙スプレーの携帯をおすすめします。

安全靴

安全靴とは、つま先を防護するための硬い先芯を備えた靴であり、主に建築・工事現場で用いられます。

“普通作業用”の安全靴でも、高さ36cmからつま先に20kgの荷物を落としたり、重さ1トンの荷重を加えても怪我をしない仕様になっています。
そのような先芯を持つ安全靴で犯人を蹴り上げたとすれば、威力は何倍にも増します

先芯には樹脂先芯鉄鋼芯(重作業用)があり、前者は軽く、見た目や着用感は運動靴と変わりません。
後者は鉄の持つ性質ゆえ重く、履き心地は固く感じられます。しかし、威力も上がります。護身用ならば、樹脂先芯で十分でしょう。

このように、いざという時相手に大きなダメージを与えられる安全靴は、心理的にも大きな安心感となります。

催涙スプレー

催涙スプレーは、自宅や店舗に据え置くことは合法です。しかし、護身などの用途で持ち歩く場合には軽犯罪法違反となる可能性があります。
その理由は凶器ともいえるほどの凄まじい威力です。

少量でも顔に噴射すると、たとえ目に直撃しなくとも、犯人は激痛で数分〜30分は行動不能となります。安全靴のような接近戦とは違い、離れた距離からもダメージを与えられます。

催涙スプレーのガスには2種類あります。
唐辛子に多く含まれる「カプサイシン」が主成分のOCガスか、毒ガス兵器にも使用される化学成分のCNガスかです。
後者はアルコールを摂取している人や、薬物の常用者には効果がない場合があります。また、皮膚に付着すれば火傷のようにただれ、後遺症を引き起こす可能性があります。
購入するならOCガスをおすすめします。

また、噴射タイプにも種類があります。
液状噴射型霧状噴射型半液状噴射型です。
液状噴射型のメリットは、水鉄砲のようなイメージで、霧状噴射型よりも飛距離が長く、風などの影響を受けにくいことです。
デメリットは、細かく狙いをつける必要があることです。
対して霧状噴射型はヘアスプレーや殺虫スプレーのように広範囲に噴射されるため、咄嗟に狙うのが難しい状況でも効果的です。
しかし、風の影響を受けやすく、自分自身や周囲の人々にも影響を及ぼす可能性があります。
半液状噴射は、液状噴射型と霧状噴射型の中間の形態であり、噴射距離と拡散範囲を兼ね備えています。

以上のことから、催涙スプレーはOCガスの半液状噴射型が扱いやすいと考えます。




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