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柿の種 ピーナッツの数が違う

某テレビ番組の中で、巷の噂を検証するというコーナー。この「柿の種」が検証材料になってました。お酒のアテでも有名なこの柿の種。亀田のあられ~おせんべい~ ♪ のCMで知らない人はいないほどです。「柿ピー」 と言ったりもします。それで、この柿の種の中のピーナッツが包装ごとに数が違っていて、非常に多い少ないがあるというのです。番組では、それを検証してました。

実際に柿ピーを開封して中のピーナッツを数えるのです。現場では、およそ600袋もの柿ピーを開封してその中のピーナッツを取り出し、数の差を検証してました。ずらりと並ぶ袋ごとのピーナッツ。壮観ではありましたが、数えたスタッフには申し訳ないのですが、阿呆と違うのかとも思えるほどの滑稽なシーンでもありました。

それで結果は、やはり包装ごとにピーナッツの数に違いがあったのです。多い包装では、一袋に21粒。少ないのでは14粒、というのですからこれは見逃せない差であります。そこで、番組スタッフはあたかも鬼の首でも取ったかのように、亀田製菓の広報部へと乗り込んでゆくのです。

動かぬ証拠を持って敵陣へ切り込む勢いです。「さあ、どうだ!?」といわんばかりに広報担当者へ詰め寄る番組スタッフ。とまではよかったのですが、広報の担当者曰く「柿の種」のピーナッツは、数ではなくその重さで計量してます、とのこと。番組スタッフ、「??… 」 えらい勢いで迫ったのに、立会い直後にガップリ四つに組むまでもなく、肩透かしをくらい小手投げで土俵の真ん中に転がされたようなものですね。

亀田製菓では、この柿の種に限らず数種類の混ぜ物の袋詰めに関しては、そのアイテムごとにグラム数を計量して包装しているというのです。実際の柿ピーの袋詰めの行程では、コンピューター管理でコンマ以下まで正確に計られた柿の種とピーナッツが、それぞれ別の射出口から袋へと落ちてました。

柿の種とピーナッツは、その重量比率で正確にコントロールされているのでした。大きな攪拌器に柿の種とピーナッツが投入され混ぜ合わされた後、ひと袋ごとの包装には総重量こそ計量すれ、配合の比率などはいい加減だと思っていたのですが、それは大きな間違いであったということ。

柿ピーの名誉挽回、汚名返上といったところですね。いい加減なところばかりが報道されている昨今の食品業界ですが、先日のサトウのご飯といい、一服の清涼剤のような心地よさを感じたのです。亀田のあられ、おせんべい~  頑張ってください!

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