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フルーツが売れない

果物が売れないそうです。スーパーなどで、フルーツ部門が苦戦しているというのです。そして、各店舗では打開策のひとつとして、店頭にフルーツコーナーを設けて消費者の購買意欲をそそるように努力しているとのこと。しかし、その努力にもかかわらず、70年代に比べて約半分にまでその売上が落ちているというのですから驚きです。

そういえば、最寄りのスーパーでも入ってすぐが果物の陳列棚になってます。思い出せば、ほとんどのスーパーがそうではないかと思うのです。それでも、お客さんは買わないというのです。はい、私もほとんど買いません。ここ最近かなりの間、フルーツを買ってません。

調査によると、他の食材に比べて高いからというのがその理由のひとつにありました。この不景気で、まず最初に削るのが食費であることが多いのですから、その買い物の中でも値段が高いフルーツは、真っ先に削除の選択肢に入るのでしょう。たしかに、フルーツは高いものが多いですよね。特に、ブランドフルーツなどはとても日常の食としては買えません。

もうひとつの理由に、面倒だからというのがありました。皮を剥いたりするのが面倒だからというのです。しかし、これはフルーツに限らずどのような食材にでも、下処理の手間はあるのではないかと思うので、これは私にとっては面白ネタでした。

番組では、例によって街頭調査をしてました。桃を素材にして、その皮を剥くことができるかというのです。結果は見るまでもなく、若い世代は悲惨なものでした。当たり前でしょうね、何もフルーツに限らず若い世代は包丁を滅多に持たないのですから。40代から上の世代の主婦層は、難なく剥いてました。もちろん手際よく慣れた手つきで。

ただ、若い世代でトマトの湯剥きの技法を応用して、桃の皮剥きを披露したつわものがいたのです。知っているのですね、こういう知識を。インターネットなどの普及で、いろんなことは知っているのです。ただ、それを実際に活かす技術がないのです。実践する場がないのです。

番組のコメンテイターみたいなどこかの料理アドバイザーみたいな女性が、若い人は皆さんよく知っていますね、とコメントしてました。だからどうだというのかその先がないのでがっかりするのですが、ほんとにだからどうなのでしょう? なぜ、フルーツは売れないか? その対策は? 番組から答えはありませんでした。(笑)

桃、美味しいですね。よく冷やして食べると、その甘味がいっぱいに広がって、口中に微涼を生ずるが如しといいます。それで、フルーツはこれからどうなるのでしょう?

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