[演奏動画19]J. M. Hotteterre le Romain: 2e. Prelude. B. Fa, Si b. mol 3ce. Naturelle. Gay. "L'Art de Preluder”

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J. M. Hotteterre le Romain:
2e. Prelude. B. Fa, Si b. mol 3ce. Naturelle. Gay.
"L'Art de Preluder sur la Flûte Traversiere, sur la Flûte-a-bec, sur le Haubois, et autres Instrumens de Dessus." op. 7

Flûte traversière: Miharu Miyato

J. M. オトテール・ル・ロマン:
第2プレリュード 変ロ長調
《プレリュードの技法》より

フラウト・トラヴェルソ:宮戸美晴

gay は現代フランス語で gai と表記され、
「陽気な」「快活な」「楽しい」などの意味があります。

発音は「ゲ(ge)」と辞書に書いてありました。

オトテールの『プレリュードの技法』には gay はかなり頻繁に出てきますね。

さて、前回動画から変ロ長調に取り組んでいますが
変ロ長調はトラヴェルソではかなり鳴りにくい調性です。

なぜなら主音の「変ロ音」と第5音の「へ音」がクロス・フィンガリングで、比較的鳴りにくい音で主和音が構成されているからです。
しかし、その「鳴りにくい」という点は決してマイナスなのではなく、それぞれのよく響く音と少し陰る音の変化によって、様々な多彩な表情を作り出すことができるのです。
ちなみに先ほど一点変ロ音は鳴りにくい、と書きましたが、二点変ロ音は下の音よりは響く音かなと思います。

とはいえ、トラヴェルソでよく響くト長調やニ長調で gay の表情をだすのと、変ロ長調で表現するのはやはりテクニック的に少し違いがあるように思います。

でもその難しさや複雑さを、あからさまにみせるというよりは、それがその作品の美しさや魅力を引き立てるように、そしてどの調性であっても、多彩な表情を求めたい、と思うのでした。

ヘッドホン、イヤホンなどでお聴きいただけたら嬉しいです。

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