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学校に行かないを選ぶ

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学校に行かない選択をした人、せざるを得なかった人と周りの人や状況についてまとめてみました。今悩んでいる人や状況を知りたい方の手助けになったら幸いです。
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記事一覧

息子が投資で差益を稼いだ

息子が「お母さん、株ってどうやって買うの?」 と聞いてきた。 母は遂にキター!!と心の中でガッツポーズ。 顔と態度は普段と変わらない様子で、 「ログインして、銘柄を選択、購入単位を選択、価格を入力して、購入を押したら買えるよ。 でも、仕組みを勉強してから買ってね。」 としれっと答えた。 子供NISA口座を作り、お年玉を資金に投入。 いつか自分で取引をして欲しいと期待しつつ 時々息子と相談しながら母が売買をしてきた。 息子はPS5を買う資金を稼ぎたくなったらしい。 自発的

手を離す

モラハラから目覚めたきっかけ② 子等の父親は、 猛烈に取り憑かれたように仕事をし続けて 度々精神のバランスを欠いていました。 私が彼の事を思って伝えたかった事は 子供より優先して どんなに言葉を尽くしても 心を込めても 何一つ彼には伝わりませんでした。 そのうち私と子等も彼に引きづられて 精神のバランスを崩し始めてしまいました。 そんな状態でも子等の父親は 外で全くおかしいそぶりを見せないので 周りの方々からは 旦那さんは普通に元気に見えると言われ

格好良い母を目指す

息子が不登校になった、 その1番の原因は息子の父親にあると分かっていました。 子達の父親は、息子が不登校になる1年前から精神的に不安定な状態が続いていて、私は結婚の継続を懸けて戦っていました。 息子と子達の父親の双方をどうにか助けられないかと 私自身がカウンセリングを受けたり、 本やインターネットで情報を探しまくりました。 調べれば調べる程、理由は何であれ、 彼のやってきた事はモラハラというDVであり、 子達の父親の手を離す事しか 私と子達が助かる道がないと

「上を目指す」の「上」って何処?

「もっと努力して上を目指しなさい」 何度も言われた。 言われても出来ないし 期待に応えられない自分が自分でも嫌だった。 嫌だったのに 子供にも求めてしまっていた。 「もっと」 「もっと」 子供の能力はここまでだと認めたくなかった。 子供の能力は無限大なのに ここまでだと認めて、区切ってしまうのは 親として無責任な事だと思っていた。 努力すれば選択肢が増えて 将来生き易くなると 漠然と思っていた。 でも 気付いた。 「もっと」 「もっと」 その先の 「上」って何

不登校児家庭と在籍校のズレ

息子が不登校になった時、待った無しにやってきたのは在籍校とのやり取りだった。 息子自身も母も不登校になってしまった事に衝撃と罪悪感を感じつつ、多方面で色々模索していた初期。学校へ通学させる事は親権者の義務なので、通学しないと毎日母が連絡を入れ続ける事になる。 「おはようございます。◯年◯組の◯◯の母です。申し訳ありませんが、今日は◯なので通学時間には間に合いません。」 最初は休むかどうかも分からなかったので、昼頃また連絡を入れた。 「こんにちは。◯年◯組の◯◯の母です

大丈夫だよ

毎日自分に教えてあげる。 今日も私は頑張れたよ。 今日は体調が悪いけど仕事に行けたね。 新しい発見が出来たね。 行ったことのない所へ行けたね。 楽しめたね。 どうしても思ったように物事が進まなかった時期に 自分に約束した事。 毎日1つでもプラスを見つける。 そして自分に教えてあげる。 今日も私には出来た事がある。 だから明日も大丈夫だよ。 #習慣にしていること

オレ、なんにもしたくない

今日たまたま手に取った絵本。 この本にもっと早く出会いたかった。 こんな風に言って欲しかった。 頑張りすぎた時、 上手くいかない時に 大人にも読んでもらいたい一冊です。

鉛筆は旅立つ

息子が小学一年生の時 母は張り切って筆箱を新調し、 ピカピカの文房具一式を用意しました。 小学校が始まって間も無く、 ピカピカの文房具が筆箱から消え失せていました。 息子に 鉛筆や消ゴムは何処に行ったの? と聞くと一言 『旅に出た』 と。 そーか、旅立ったのか。 筆箱は狭すぎたのかな? 『うん、そーみたい。』 それから6年間、 たくさんの文房具が旅立っていきました。 みんな何処まで行っちゃったんだろう?

不登校と給食!?

息子が不登校になってから 母はカウンセリングに行きまくりました。 その話の中で 「お母さん、学校に通えていた時と 通えなくなってからで 変わった事はありませんでしたか? どんな小さな事でも構いません。」 と言われた。 しばらく考えてみたが 浮かんだのは 給食が無くなった事 と ドッジボールが禁止になった事 と 私服から制服になった事 それしか思い浮かばないと言うと 「他の人にとっては小さな違いでも 本人にとっては 大きな問題だという事もあるんですよ。」 「それがあ

不登校と母の気持ち

息子が学校に行けなくなった。 まず思ったのは この子の人生はこれからどうなるんだろうという恐怖。 それから、 私の遺伝子が悪かったんじゃないか 育て方が悪かったんじゃないかという自己嫌悪。 不安で不安で 本を読んだり、ネットで調べたりしまくった。 どの情報にも  親自身が自分らしく楽しんで生きて それを子供に見せ続けると そのうち子供は回復すると書いてあった。 どーいう事!? ほんとなの!? 学校に行かない期間が伸びれば伸びる程 遅れを取り返すの

〜ゲームしかしない〜

起きている限りずーっとゲームをしていた。 画面しか見えていない。 風呂に入る事はおろか、食べる事も忘れてしまった。 トイレに行く以外、立ち上がる事もない。 体重はみるみる減り、背中から肋骨が見え始めた。 トイレに行くたびに 何気なく食べ易い物を勧めた。 すぐに食べたり、後で食べると言ったりした。 息子はこのままでは死んでしまうんじゃないかと ただただ不安だったが、 他の事をして気を紛らわせ、 平静に見えるように気をつけた。 とにかく会話が出来る環境を保ち