自己啓発本を多読するぐらいなら星座占いを見ること

自己啓発本を読む。そんなシーズンは誰にもやってくると思う。少なくとも「読んだほうがいいよな」と思った経験はあるではないでしょうか。
SNSで”いいね”が蔓延する時代にnoteを読む人たちは少なからず何かを吸収しようとする気概がある方々であるように見えます。

僕は大学4年生の初夏に自己啓発ブームが来ました。
その前年を思い返し「色々あったけど，なんも残ってなくね」と思ったことがきっかけで自分の中に残る何かを摂取しなければと焦ってのことでした。
5月中旬から8月にかけて3日に一冊のペースで寝る間も惜しんで読書に没頭しました。結論からして，いわゆる自己啓発本に類する本は十数冊を読破したときにそのブームは終わりました。

冊数を稼いで知識を得ても直接役立つことは少ない。
毎朝，それまで読破した内容を想起して行動することが理想だと思いますがそんなことはできるはずもなく，”冊数”やインスタ，自尊心の肥やしにしかなっていなかったのです。

僕は毎日なにかを心にとめて生活することが重要だと思います。
そしてそれを継続することです。
「人に誤解されやすい一日になりそう」
「ラッキーアイテムは黄色いハンカチ」
そんな根拠ない言葉からでも，独りよがりではない丁寧な説明を心がけてみること。ハンカチを持ち歩いてみること。その日のテーマを持ち歩くこと。