見出し画像

ゆきちゃん

ゆきちゃん

母と、妹と住む猫、ゆきちゃんが、
きのう、12月12日、亡くなった。

妹のブログやツイートで、そろそろだな、と
覚悟はしていたけど、

食べられなく、立てなくなってから、
わりとすぐのお別れとなった。

22歳。
人間で言うと100歳を優に超えている。
本当に大往生だった。

ゆきちゃんは、
20数年前のある日、父が拾ってきた。
雪の日にやってきたから、ゆきちゃん。

私はもう、実家を出ていて、
一緒に暮らしてはいなかったけど、

帰省の際は、
半分ゆきちゃんに
会いに行くようなものだった。

娘が5歳の時



ゆきちゃんの前には、みーにゃという猫がおり
半野良からうちの猫になった。

のち、近所の人に毒団子で殺されてしまい、
その時の気持ちは「はちみつ」という
私のデビュー曲になった。

ゆきちゃんをみた時、びっくりしたのは
みーにゃに本当にそっくりなキジ白だったこと。

でも性格はまるっきり逆。
みーにゃは野生的で、
ネズミも捕ってくるほどの子だったけど、
ゆきちゃんは「おっとりお嬢さん」という感じ。

ともかく、こんな
そっくりな猫がやってくるなんて
奇跡的なことがあるんだなあと思った。

息子の里帰り出産の時、命名会議にも参加した


ゆきちゃんとのエピソードは
たくさんあるけど、
ここ1〜2年ぐらいは、
遠隔で、エナジーワークを
させてもらっていた。

猫のエナジーを見るのは初めてだったけど、
それのほとんどが、飼い主である、
妹や母に伝えたい事だった。

ここにいるのは
母と妹を見守るというお役目である事、
自分には時間の概念がない事、
しっぽは宇宙と繋がるアンテナである事、

などなど、
色々教えてくれた。

人間と違って、エナジーを整える、というよりは、
ほぼ観察で、私はそれを伝えるだけだった。

それくらい感覚的に生きていて、
それが長生きの理由だったんだろう。

ゆきちゃん、そして、猫は
体を伸ばしたり、毛繕いしたり、
歩いたり食べたり、
好きなことを好きな時にする。

その全てが、調整、であることも教えてもらった。

最後に会った2018年、ここに挨拶しにきて、と言われた



ゆきちゃんがいなくなって思う事。

まだまもないし、
振り返るには早すぎるんだけど
今しか書けないことだと思うので、
書こうと思う。

まず、
こんなにも自分にとって、
大きな存在であること、

こんなにも泣いて泣いて、
何も手につかなくなるとは
思ってもいなかった。

もしかしたら、それを知っていて、
私の誕生日(12/10)が命日にならないよう、
がんばっていてくれたのかもね。

射手座の新月の日に荼毘に付されるというのも

ゆきちゃんらしい。

新月は、始まりの日。
射手座は、冒険のサイン。

私のいない世界、どうぞ、冒険を始めなさいよ!
そんなことを言っている気がした。


誰もこんなに長生きするとは、
思ってなかったよね。

それも、母と妹が、
一生懸命お世話してくれたおかげ。

歯ブラシだいすき



ゆきちゃんがいなくなった途端、

なんだか、今まで、富、地位、名誉、財、人気、
そんなことにこだわっていた自分が、
本当に本当にばかばかしくなった。

こうやって、自分の命の限界まで、
母と妹によりそう、という、
お役目を果たしたゆきちゃん。

ほぼ介護みたいなことはなかったそう。
凄いことだよ。

人間は得る事ばかり考えるけど、
与える事のかっこよさを、
背中で、しっぽで、かわいい耳で、
目で、全身で、教えてくれた

ゆきちゃん

本当に、本当に、ありがとう。

私たちは、これからを、生きるしかないね。

ありがとう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?