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衝撃と憧れ、そして積み重ねるということ

amebloで公開している声のblogを更新しました。

昨日あった、ちょっと嬉しかった出来事についてのおしゃべりです。

昨年の9月おわり頃から始めた「短編1日1朗読」。
どこに発表するわけでもなく、自分の訓練のために始めたこころみなのですが、取り組んでいた短編集のうち1冊が昨日めでたく読みおわりました。

気がつけば半年続けていることになるわけで、ふりかえってみて、そういえばもうこの「1日1朗読」は、自分にとっては歯磨きみたいに、毎日やらなくては気持ち悪いくらいの「習慣」にまでおとしこめているということに気付いて、とても嬉しくなったのでした。


実は朗読を始めようと思ったのにはきっかけがあって、昨年9月の終わりに、大ベテランのナレーターの方に稽古をついけていただいたことです。

その方は、それこそ声を聞いたことのない人なんていないだろうというような超有名な業界の大先輩なのですが、初めてお会いして第一声を聞いた時、私は、まさに「練達の域に達している」という表現がピタリとあてはまるそれに全身の毛穴が開くような衝撃を受けました。

もちろん声だけはなく、こんこんと溢れ出る豊かな表現、一歩でも動いたら切られるのではないか…というような鋭さを秘めたオーラ、もう全てにおいて心から(すごい!!!)とおもわずにはいられず、その方の一挙手一投足を夢中で追ったのを覚えています。

時間の終わり、一緒にレッスンを受けていた仲間の一人が質問しました。
「お声に衝撃を受けました。普段、どのような訓練をされているのですか。」
するとその方は「訓練というようなものではないけれど、短編の朗読は昔から、今でも毎日やっていますね。」と回答。

たとえばこの先、10年、20年、歳を重ねていったとして。
自分もこの方のような研ぎ澄まされた声を纏って表現を続けていけたなら…。

この日の強い衝撃は憧れへと変わり、一気に目標になったわけです。

1日、3日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年。
結局「自分」が、やるかやらないか。

できたことにフォーカスして、また明日からのチャレンジへのエネルギーにしていきたいと思います。

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