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確証バイアス

確証バイアスは、認知バイアス(思い込みによる非合理な判断)の一種です。

人々は、多様な情報があるにもかかわらず、自分の願望や信念、自分が立てた仮設などを検証する際にそれらを支持する情報ばかりを集め、異なる意見や反証する情報は軽視、排除してしまう傾向にあります。
これが「確証バイアス」と呼ばれるものです。

簡単に言えば、自分の考えに近いものばかりの情報を集めて、反対意見を聞き入れないという感じでしょうか?

そこでちょっと最近のSNSの「おすすめ機能」について考えてみました。スマホの画面には、自分が興味がありそうなページ、自分と同じような考えが述べられた記事、好きそうな商品ばかりが並んでいます。
興味がありそうなぺージ、同じような考えの記事、好きそうな商品なのでついクリックしてしまいます。
そうすると、永遠と同じようなページばかりがおすすめとしてあがってきます。
これは、自分が確証バイアスの沼にはまっていくことにならないか?と感じました。

SNSの「おすすめ機能」ばかりに頼っていると、自分があまり興味のないページ、自分と違う考えが述べられている記事、あまり好みでない商品のページなどにたどり着く事が少なくなります。

つまり、情報収集をSNSの「おすすめ機能」ばかりに頼っていると、偏った考えとなりそうだなと思いました。
これは、自分の考えから遠いものを、意図せずかもしれませんが排除してしていることにはなりませんか?

SNSの「おすすめ機能」は一例ですが、情報収集をネットだけに頼っていると、興味のあるものしかクリックしませんよね?
これは無意識に、情報を排除していることになりませんか?

仕事をしていく上で、生活の幅を広げる上で、ママ友と仲良くやっていく上で、趣味を見つける上で、子どもとコミュニケーションを取る上で、自分の知らない事を知る、新たな情報を仕入れる、自分と違う意見を取り入れる、話が噛み合わない相手とも向き合うという事が必要になります。
しかし、ネット依存し、確証バイアスの沼にハマり、それらが出来ていないと、様々な場面で問題解決が困難となってくるのではないか?と思いました。

では、確証バイアスの沼にハマらないようにするにはどうすれば良いか?
まずは、人と会って話をする、新聞を読む、ベストセラーの本はとりあえず読んでみるというのはどうでしょうか?
たくさんの考えを聞いて読んで知る事が出来ます。
そして、たくさんの考えを知ってから、自分の中でそれらを整理する。
この工程によって、確証バイアスの沼にズブズブとハマっていく事は避けられるのではないでしょうか?

自分の意見を押し殺して人に合わせろとは思いません。しかし、こういう意見もある、ああいう意見もある、しかし私はこう思うという筋道立てて理論的に説明する力は、人生豊かに楽しく生きる上で必要ではないでしょうか?

確証バイアスについて考えた時に、ネット依存により、私も確証バイアスの沼にズブズブはまってるなと感じました。
まずは、人と会って話をする、新聞を読む、ベストセラーの本はとりあえず読んでみるを実践して、論理的思考力を鍛えたいなと思います。






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